2.《ネタバレ》 29歳の革命に続き、質の良いドキュメンタリー映画みたいに思いました。史実の話なのでこれでいいのですが、この映画は前作もですがゲバラの人生を坦々と描いているのみでエンターテイメント性には少し欠けるといった印象です。ゲバラが人間的に完成し尽くされていることが原因の一つかもしれませんね。だって少しは欠点があった方が人間って面白いと思いませんか?
偉人を取り上げた映画なら、私は「アマデウス」や「レイ」の様な人間的にダメな部分を多分に含んでいる人物の方が面白いかなあと思います。
まあソダーバーグはゲバラが如何に優れた革命家で、自分の意思を貫いたかと云う事を徹底的に描きたかったんでしょうね。それはそれでアリですけど。