1.見分けがつきにくい 「秀作」 と 「勘違い映画」 ..果たして、本作はどっち? う~ん、勘違い映画 に片足を突っ込んでいる、ぎりぎり映画..(ぎりぎり観るに耐え得る、って感じ) 勘違い映画にありがちな、暗~く、淡々と、説明少なく、決まって登場人物たちの唐突な行動 & ストーリー展開..(その条件に、すっぽりハマっている..) そして、それぞれのエピソード(言動)に、意味がありそうで、意味が無く..深そうで、浅く、中身はペラペラ..何が悪いかと言うと、登場人物達に説得力が無い..30過ぎている主人公 一子 は、ひきこもり? それとも フリーター? ニート? ヤンキー? (妹は元ヤンみたいだったけど..) 一子 の送ってきた人生がよく見えない..ひきこもりが、あんなに簡単に家を飛び出して、一人暮らしできないでしょ..コンビニみたいな百円ショップで働けるか?..元ボクサーの、祐二 も分からない..ボクシングで食っていけるはずもなく..元々 どこに住み、どこで働いてたの? 急に現れ、気がついたら、豆腐 売ってるし..それから、百円ショップも、実家の弁当屋も、基本いいかげん..父親の登場も、都合よくて唐突..すべての設定が、誇張しすぎ..リアリティーがまったく無い..一子 の拳闘シーンにも、がっかり..練習シーンや、シャドーボクシングのステップなんかは、かなり本格的で、キレっキレ だったのに..いざ試合になると、動きは素人で グダグダ..観てられない(演出が下手すぎ)..いろんな映画賞を受賞したようだが、それに見合うだけの内容には達していない..細かいところの、詰めが甘すぎ..少しだけ期待していただけに..残念...