1.《ネタバレ》 コーエン✕クルーニーで面白さ倍増とはならず、互いの長所が相殺されてしまっていた。
コーエン兄弟らしいストーリーテリングの巧さは光るものの、そこまで毒が効いている感じでもないし、ジョージ・クルーニーが監督の割に社会派な作品という訳でもない(人種問題を扱ってはいるが中途半端)。
そもそも、幸せそうなアメリカの郊外の片田舎が実は訳ありで…っていうのも良くある設定で真新しさが無いし、邦題から想像して町全体が絡む陰謀みたいなのを期待していたら、別に町自体はどうでも良くて肩透かしだし、別に何処が舞台でも良かったようなシンプルな保険金殺人事件ものだった。