1.《ネタバレ》 前日譚の『ファースト・キル』なので、あの狡猾で残虐なサイコパスがどのように形成されていったのか描かれると思っていたら、すでにキラーっぷりが炸裂したのか精神科療養所に隔離された状態。ザルな警備のそこを難なく脱出し、良家の娘で失踪している『エスター』に成りすましてからの『ファースト・キル』だったので拍子抜けしましたね。その失踪の理由は「おー」とは思いましたし、あの母親が本性を現した辺りは盛り上がったんですが、ここから旦那に悟られないよう腹の探り合い騙し合いの知能戦になるのかなと期待しましたが、展開が雑でありきたりだったでイマイチだった。オチは分かりきってますしね。エスター役のイザベル・ファーマンは1997年生まれらしいですが、すっかり貫禄が出ていてオバサンにしか見えなかったし(まあ正体はオバサンの役だけど)、やるのであれば10年遅かったなこの企画という感じ。前作は良く出来てたなと改めて思った。