3.《ネタバレ》 すごく大味&演者が濃い映画。日本が沈没する理由についてはきちんと説明されて説得力がある一方、ドラマ部分がご都合展開が多く、ぶつ切り感満載。日本が沈没するってのに「今度結婚するんスよ」「そうか、良かったな!」、そのすぐあとに婚約者が噴火に巻き込まれ「這ってでも来い!」って能天気すぎやしませんか。
特撮はかなり力を入れていたようでなかなか見所があったものの、爆破&炎上&噴火の連続で、たまに挿入される暑苦しい割にリアリティの薄い人間ドラマでだんだん退屈に……。
ただ、全国民の国外脱出計画を遂行するため世界各国に交渉するなど尽力し、積極的な協力を得られる展開は当時の日本人のエネルギッシュさや国としての自信のようなものを感じた。
現代の日本で考えてみると、世界各国は知らんぷりで非協力的、上級国民だけ情報が共有され沈没前に国外逃亡、何も知らされてない国民は日本と共に沈没……てな具合になりそう。