3.《ネタバレ》 結論からいうと最後は感動しました。彼らを見ていた視点もそういうことなんでしょうね
ただ、挿入歌を極力入れず生活音中心に日常を淡々と映す映画は視聴者にとってギャンブルなんですよね、退屈と戦いながら耐えて耐えて最後に感動させないと怒りしか沸かないケースが多いんですよ。俗にいう「俺の時間を返して!」ってやつ
最初に走る少年達をカメラで追うシーンでリアリティなくて監督の自己満足作品になりそうな予感プンプンだったし、場繋ぎの田舎の風景なんか田舎育ちには見慣れた風景なので珍しくも美しくも感じない、生活感を見せる目的なんですかね?「登場人物はこういうところで暮らしてるんやで」みたいな意図は分かるんだけど、それにしちゃ時間割きすぎ、芸術を分からない俺が悪いと言われたらそうなんでしょうけどね。
僕は退屈な映画は毎日10分おきに観て行くんですが、あまりにも内容が薄くて次の日には忘れそうなので一気に観るしかなかった程です。生瀬勝久さんや兵頭祐香さんの名演がなければくじけてましたよ。
でもラスト30分は、いい意味で裏切られました。感動をありがとうと言いたいけど前半耐えたぶん差し引きで及第点ってとこか(偉そう)