4.《ネタバレ》 本来なら姫川事件簿って感じのタイトルがピッタリなんすけど、物語の最初の事件の殺人ショー(テレビドラマではスペシャル版)の名前をそのままタイトルにして、以降、小説とは違って、そのシリーズであることをわかりやすするために、このタイトルでやってきた連続テレビドラマの映画版。展開や設定、雰囲気などがあまり見ない独特な警察もの世界観で、テレビドラマでは結構はまって観ておりました。で、最近、警察ものが無性に見たくなり、あ、これ観てなかったと思い観たんですけど、雨の中の姫川とヤクザのエッチシーンはエロ切なくてザワザワしました。特にドラマの菊田の姫川に対する忠義心を知ってると、ザワザワ感が半端なかったです。ただ、事件そのものとしては特に面白みがあるわけじゃなく、姫川の独断ばっかが目立っていて、てゆーか姫川のロマンス主体なんで、そこは残念でした。もうすぐ物語が終わりの方なんで、なんとなくみんなでまとまってガンバってみました感もアリアリで、それ最初からやってたら事件の全体像がすぐわかったんちゃうの?って思っちゃいました。ちなみに、首が異常に伸びた首吊りの死体が表現としてはヤバい不気味さでした。