1.《ネタバレ》 両親を殺された、白人・インディアンの混血児の復讐譚。
3人の犯人のうち、2人目を倒した後で、神父だか牧師だかに救われ、復讐を諌められる。3人目の悪事に相乗りするかに見せて、その現場で復讐を果たそうとするが、この男だけ息の根を止めるに至らす、大怪我を負わせただけで、去ってしまう。
キリスト教徒的には、あるいは、現代的なモラリスト的には、いい結末なんだろうけど、この人はインディアンの女の善意と希望を踏み越え、土着の農業女の命の犠牲の上に、そこに至っているのだから、初志貫徹して欲しい気がする。
最後に出てきた、主人公に銃と復讐の手ほどきをした商人が、最後の最後になにか絡むのかと思ったが、残念。ここで出てくると、彼の別れ際の言葉「仲間と言えども信用するな」が、重要な伏線として、効いてくるのかと期待してしまうじゃないか。