2.《ネタバレ》 ヘタを通り越して、もう見てらんないほどダメな少年野球チームに、これまたやる気がない監督がついて、絶対勝てそうにないベアーズが次第にちゃんとしたチームへと成長してく、スポコンものにはよくあるストーリーなんだけど、言ってみればそれ風。僕がこーゆう物語に求めるものは、実際スポーツをやってる描写じゃなくて、なぜやる気がない監督が本気になったかとか、なぜまとまらない奴らが、チームのために本気になったかという心境の変化の描写。ここに説得力があればあるほど、観ていて感動できるし、その映画を見ていたいと思う求心力になる。ところが、この映画では、その部分がすっぽり抜けている。一応、それなり風の描写はあるが、全然、こちらが共感できるシーンとなっていない。だから、みんな言動が唐突なのであります。一番ひどいのが、後半、試合中に、なぜかケリーがもうやめると言うくだり。なぜそんな事を言ったのか、全くわからないし、その伏線は回収されているようには見えず、え?今のケリーの言動なんだったの?っていうくらい流されている。ほとんどの心境の変化がそんな感じなのです。あと監督がチームの子供の母とできちゃうとこ。いるかな?そのくだり。そして、みんながなんだかわかんないけど、楽しくやってます的な、練習ちょっとお間抜けなシーンもいれつつやってます的な、生意気なガキたちだけど、キラキラ光ってるよね的な、それ風な雰囲気で進行していくだけ。昔のベアーズはもうほとんど記憶にはないので、元々こんなもんなのか、今回がそーなってるのかはわかりません。ただ、僕は雰囲気だけでも結構、のれちゃうタイプなので、それなりには楽しめましたけどね。特にピッチャーのアマンダはかっこいいーなー。