10.《ネタバレ》 ここ10年のトニー・スコットは、「スパイゲーム」や「デジャヴ」など並の監督では手出しできないような困難な企画を器用に作り上げており、リドリー以上にその手腕には注目しているのですが、ここ最近で唯一のハズレ映画がこれでした。大して難しい企画ではなく、普通に撮ってれば面白い映画になっていたのに、どうしてこんなことになってしまったのかと。前作「マイ・ボディガード」(ヘタレなタイトルからは想像もつかない残酷バイオレンスの傑作)で効果を発揮したチラチラ映像を全編でやってしまい、まったく落ち付かないビジュアル。ドミノの生い立ちなどではその効果を感じたものの、全編に渡ってこれはさすがにやりすぎでしょう。また、話を複雑にしすぎていることも問題でした。この映画の核はあくまでドミノ・ハーヴェイという実在の人物であり、彼女の数奇な生き様を堪能することがもっとも大事なことのはず。にも関わらず、タランティーノも呆れるような複雑な犯罪を後半に持ってきたことから、見ている私達の集中力はドミノから犯罪へとシフトすることを余儀なくされます。これにより、せっかく面白かったドミノと仲間たちの物語が中断される形となってしまいました。ラストの銃撃戦も、相変わらずのチラチラ映像のために燃えるような大アクションとなっていません。スコットの手腕があれば余裕でかっこいい銃撃戦を撮れるのに、必要とされていない工夫をしてしまったことが完全に裏目に出ています。良い題材に、良い役者(ミッキー・ロークの最高ぶり!)を得ながら、要らない工夫のために映画をつまらなくしてしまった珍しいケースだと言えます。。。なお、DVDに収録されている眞鍋かをりによる吹き替えはよく出来ていました。ここ数年のユニバーサルはよくタレントを吹き替えに起用し、その大半は恐ろしくダメな仕上がりなのですが(DAIGOによる「ウォンテッド」には倒れそうになりました)、これだけは例外。決してうまくはないものの、その不安定さがお嬢様育ちの賞金稼ぎというキャラクターと偶然にも噛み合っており、作品の意図と一致しているのです。彼女が汚い言葉を吐く時の無理しているような感じなど、完成されたプロの声優では出せない妙な味が出ています。キーラ・ナイトレイのルックスと眞鍋かをりの声質にも不思議な統一感がありました。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 5点(2009-08-14 11:42:07) |
9.一人の女優のために作った映画ですが、これは「はずれ」だと思います。なんだか気取った生意気な奴だなぁと印象しか残らないです。それでも脱いでるし頑張ってるとは思います。ビバヒル・・・。ああぁビバヒル(笑)元気な姿を観られて良かったです。CGっぽいところが目立つかな。モーテルのあたりが特に。そしてミッキーローク。最高でした。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-12-13 12:40:45) |
8.映像、展開はスピード感あり良いと思うが、内容が… 大体「賞金稼ぎ」って仕事がよくわからない。キーラはかなり頑張っていたけどね。 【FIGO777】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-10-07 21:20:31) |
7.う~ん・・・。実話をもとにしたノンフィクションものなんだろうけど、詳細は知らないのだが、もう少しどうにかなったんじゃないのかなと。 【あるまーぬ】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-07-21 15:39:30) |
【ベルガー】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-03-13 16:17:36) |
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5.《ネタバレ》 複雑に絡み合う話を更にややこしくする時間軸再構成。 巻き戻し映像もしつこくクドい。 使いどころを間違えなければかっこよくて心地良いんですけどね。 単に尺が長いのもあるが観ていてドッと疲れた。 実在した賞金稼ぎ、良い題材だとは思うのだが上手く料理できなかったか。 フィクション臭さが滲み出てたのも気になった。 もう少し淡々とした展開にはならなかったのだろうか。 中途半端な下品さがキーラに馴染んでなかったのも勿体ない。 半分お尻見せたり裸になったりと頑張ったのにね。 カッコいいミッキーロークが久々に見れたのでちょっと嬉しかったりもする。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-02-08 00:02:23) |
4.こういうのをスタイリッシュな映像というの?チカチカして観にくいことこの上ないんだけど。あと時間軸も普通に演出して撮影ほうがいいと思った。最近のこの手の作品にはちょっと食傷気味。 【NIN】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-04-18 17:26:36) |
3.父がイギリスの名優、母がスーパーモデルというセレブな世界で生まれ育った娘、ドミノ・ハーヴェイの壮絶なる自伝、、ではなく、過酷な職業に就くことで壮絶な人生を自ら選んだドミノを主人公にしたアクション映画。トニー・スコットの演出は嫌いではない。寧ろ好きなほうだったのですが、細かいカットの連続と早回しに逆回しのスタイリッシュな映像がここまで作品のほとんどを被ってしまうと見ていて疲れます(皆さん、同じ感想のようですね)。間に挟まれる取調べのシーンのおちついた画にほんとホッとする。そこにリズムがあるわけなのですが、スタイリッシュな映像を“間”に使った『スパイゲーム』の見せ方のほうが好みです。 終盤に登場するトム・ウェイツ演じる預言者の、実体の掴めない存在感(というか虚構感というか、、)は『トゥルー・ロマンス』のプレスリーを思い出しました。 母を演じたジャクリーン・ビセットが実際の母親と交友があったことや、ドミノ本人がこの映画の完成直前に死亡したという文言をパンフで読んだ後では、エンディングに一瞬登場するドミノ本人の姿がなんともいえない感傷を呼び起こす。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-11-02 14:40:09) |
2.(ちょっと長め) 「マイ・ボディガード」は余りにも題材と演出の馴染みが悪く、編集がうるさいだけの仕上がりでしたけど、逆にこちらは題材とトニー・スコット節がピタリとハマって、全体的にクールでカッコ良い作品にはなってます。しかし映画と言うより、もうほとんど全体がミュージック・ビデオ。激しい映像と音楽がひたすら続くので流石に退屈はしませんが、手放しで「面白い」と言える作品にもなっていないと思います。それに、この演出を通すには本作は少し長すぎました。また、この手法は状況をきっちり説明するのにも全く向いてない。だから肝心要のドミノの人となりが今一つ伝わってきません。もう少し彼女の「転機」みたいなものに注目しても良かったと思います。最後の方は「ホントに実話かよっ?」って感じですけど、案の定ほぼフィクションだそうですね。ところで、ここへ来てミッキー・ローク出演作を立て続けに観ることになるとは思いもよりませんでしたけど、私的にはお久しぶりのジャクリーン・ビセットが嬉しかった。彼女の美貌はスーザン・サランドンよりも使えるんじゃないでしょうか。そんなことで、5点献上。 【sayzin】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-11-02 00:03:44) |
1.観るのに忙しい映画で、疲れました。監督の自己満足的な映画で、評価のしようがありません。いい面もあるけど、なんだそりゃ?って感じも多く、人にオススメ出来る映画ではないよなぁ・・・。 【瑞鶴】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-10-31 22:52:55) |