6.前作のような清々しさはなく好き放題に作ったかんじ。好きなように作って映画にできた本人は幸せそうだ。 【spputn】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-04-02 13:21:51) |
5.《ネタバレ》 パッチギの続編として観たら評価は低いでしょうけど、ひとつの映画として観たらクオリティは高いと思います。なぜ続編としてしまったのか?設定を引き継ぎたかったのでしょうか?配役も本作で初めて知った井坂俊哉さん、中村ゆりさん、ソン・チャンウィさん素晴らしいと思いました。藤井隆さんも良い味を出していました。映像も邦画としてはずば抜けた迫力の戦争シーンに驚嘆です。音楽は心に響きます。非の打ち所がなさそうな感じですが、肝心の脚本が薄っぺらい。というより色々なエピソードを盛り込みすぎて全てが消化不良です。とは言いつつもクライマックスの舞台挨拶と戦争シーンをフラッシュバックさせる手法には引き込まれました。「パッチギ」のタイトルを冠していたことが実に惜しい。「パッチギ」でなかったら少なくとも+2点は献上できたはず。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-10-02 00:41:55) |
4.いろいろ詰め込みすぎてまとまりがなかったですね。前作以上にメッセージ性は強くわかりやすかったですが。日本語と朝鮮語を織り交ぜた会話がなーんか違和感あったなあ。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-07-17 18:04:24) |
3.前作を見ているので、ガッカリ感は否めない。楽しめる映画とはお世辞にも言えない。前作が好きだっただけにカライ評価になってしまう感はあるが、2匹目のドジョウ、続編製作は見事に失敗といった所だろう。前作が当たったので、今作を見た人間も多いだろうが、それはパッチギというタイトルを冠したため以外の何者でもない。たらればではあるし、難しい問題でもあるだろうが、キャスティングを前作のままにしていれば、前作を見た人間の評価はいくらか違ったかも? 【Andrej】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-01-13 21:57:09) |
2.鑑賞中どのシーンでも井筒監督の顔がちらつく。劇中の人物の叫びはそのまま井筒監督の叫びとして飛び込んでくる。ここまで監督の気持ちが乗り移った映画も珍しい。ここまで作り手の顔が画面を支配してしまうと普通はしらけるものなのだが、監督の本気度がびんびん伝わってきて、それこそちょっとでも目を逸らそうものなら「こらこらそこー!人がしゃべっとんねん!こっち向かんかい!」と画面に監督が登場して怒鳴られそうで凝視するしかない、そんな力強い映画でした。この力強さはそれだけをもって傑作といえるのかもしれない。ただ、作品単体は必ずしも私の嗜好に一致しない。前作が在日問題をからめた青春映画だったのに対し、今回は在日問題をからめた親子の物語。この親子の物語が3つあるのだが、その3つが全て『ゲロッパ』で見せた親子の物語以上に重い。「子捨て」「難病」「戦争」とどれもが重い。もともと重い題材である在日の問題を前作は、監督お得意の愛すべき不良どもがスピード感と爆発力をもってアホらしいと投げ捨ててしまう潔さとそれでも根は深いというものを、さらにもうそれしかない!という「愛」を見せていた。しかし今回は重い問題に重いドラマが重なり、作り手の熱さだけが持続し全体のリズムが非常に悪い。なおかつ最初と最後に見せる暴力シーンも前作とは違い大人となっているので痛快さよりも暴力の重さだけが残ってしまう。重い重い重い。それはもちろんこの作品に力が入っていたからなのは承知しているのですが。この映画を観て井筒和幸を好きになる人はいっぱいいると思う。私もますます好きになった。でも作品の評価は別もんです。 /すぐ追記 私は病院での号泣シーンにうるうるとしてしまったのだが、同時に監督の打算も感じてしまった気がする。前作で某賞を持っていかれた某作品に対して「俺かて感動するやつくらいできるんじゃ」みたいな。考えすぎかもしれんが重い話の必然性がそれ以外にない。 【R&A】さん [映画館(邦画)] 5点(2007-05-25 12:40:13) |
1.(ちょい長め) 前作の説明的で不自然な脚本に比べると本作は大分こなれた印象で(多分「ゴッドファーザーPARTⅡ」を参考にしてる)、クライマックスに多少の無理は感じられるものの、直ぐさま始まる乱闘の勢いで最後まで通してしまう(お約束の乱闘シーンは最初と最後にしか出てこないので、ヴァイオレンスの苦手な人も今回は安心?)。時代の雰囲気も良く再現されてるし、特に回想の戦場シーンは、それだけで一本の映画が出来てしまいそうな程クォリティが高い(評判は悪い様ですが…)。「俺は俺、私は私」的な結論に逃げなかったのにも好感が持てます。従って、私としては概してこっちの方が楽しめました。ところで、「この時期の在日を描くなら、朝鮮総連の暗躍や拉致の実情、帰国事業の犠牲なった人達の問題等も取り上げるべきだ」等と言うのは、「ALWAYS/三丁目の夕日」に対して「当時を一面的にしか描いていない綺麗事だ」と言うのと同様に恐ろしく野暮なことなので、私は言わない。劇中映画で昨今の日本製戦争映画(含む「硫黄島からの手紙」)に対する井筒和幸なりの明確な返答を表明してることも、最近の「作家」と呼ばれる方達のぬるま湯的表現活動からすれば、中々大したものだとも思う。しかし、その認識が精々「太平洋のサムライ」程度の浅さであるならば、この映画自体もその程度の浅さにしか見えてこない。今回はこの点と、作劇で「難病」を取り入れた安直さが少し残念に思いました、5点献上。 【sayzin】さん [試写会(邦画)] 5点(2007-05-22 22:19:18) (良:1票) |