1.主演の草なぎ剛の変人っぷりや、竹内結子も変人の妻として「しっかりしている」キャラクターが素敵。言葉は悪いけど、意外にツンデレな谷原章介も大好き。
妻に読ませる物語のいくつかを、映像化して魅せてくれるのですが、これも楽しい。
いわゆるショートショート形式なので、その名手「星新一」が好きな人にはたまらないものです。
しかし内容は非常にシンプルなのに、上映時間2時間19分はさすがに長すぎです。
難病ものにありがちな過度なセンチメタリズムもなく、どこぞのケータイ小説とは違いガンの苦しみもしっかり描かれていたのですが、いくらなんでも後半のテンポは悪すぎます。
全体的な雰囲気はとても良いので、もう少し整理したら傑作になっていたのかもしれないと感じた惜しい映画でした。