1.《ネタバレ》 無実の女性を魔女狩りと称して狂信的に殺しまくるピーター・カッシングよりも、悪魔に魂を売ってヴァンパイアになっちゃう伯爵よりも、出演シーンの半分はネグリジェ姿で通す双子ちゃん姉妹の方にどうしても目が釘付けになっちゃいます。このコリンソン姉妹、1970年9月のプレイメイトだったそうですよ、そりゃナイスバディなわけです。そして舞台になっている村、熟女・人妻から若い娘まで美人で巨乳ぞろいとは、一度はここの住人になってみたいものです。 『吸血鬼カーミラ』をモチーフとしたストーリーというのがうたい文句ですけど、途中でミラカーラなるヴァンパイアがちょこっと出てきますが、『カーミラ』の要素はどこにも感じられずこれじゃあ翻案し過ぎでしょ。正直言ってヴァンパイアなんかよりピーター・カッシングの魔女ハンター団の方がよっぽど怖いです。さんざん若くて色気があるというだけで魔女と決めつけて火あぶりにしまくり、本当の敵が判ってからも唯一殺したのはヴァンパイア化した姪だけ、なんだピーター・カッシング、おまえ女しか殺してないじゃんかよ!ラストの対決もヴァンパイア伯爵に反撃されて秒殺ですからねえ… 『ヘルハウス』を撮る直前のジョン・ハフが監督ですが、まあ怪作としか言いようがないですねえ。でもこの双子のコリンソン姉妹は、数いるハマーお色気軍団の中でも屈指の殺傷力を持った逸材だったのは確かです。