11.《ネタバレ》 気分的には4なんだけど全然見所が無い訳でもないので5あたりでという感じ。
りんたろうが何をしたかったのかが見えなかったのが一番の問題で、その目的にかなう出来だったのだろうかと一番最初に思いました。
声優に漫画家が多数含まれている事からしてもこれは手塚治虫へのオマージュが感じられるのですが、だったら忠実に手塚作品として作ったらよかったのでは?なんとなく、借り物の寄せ集めで全然バランスを欠いてしまった感あり。
ハードに行くのかソフトに行くのかはっきりしないのが、どちら派の人にも不満足な結果になってしまったと思う。僕にはかなりぬるい話に印象がなってしまった。その割りに絵がハードなんで違うものを期待してしまう。そこにソフトな手塚キャラが人情味を出して出てきてはフラストレーション溜まってしまいます。
機械も感情をもっちゃったから大事にしようね!って言われてもピンと来ないですね。むしろ、機械に感情移入しては駄目なんだと思う。物・資源として大事にすべきであって決して人間扱いしちゃー駄目なんだと僕は思います。じゃないと食物連鎖で食べられてしまう側は生物でありながらひどい扱いを受けている事にはなりませんか?それに比べて人間の形に近いものには哀れみを感じるのはマネキンに恋するに近いものがあってちょっとひきますね。でも、人類愛の練習としてはいいのかもね。