2.《ネタバレ》 ちょっとライトめの「ゴーン・ガール」といった感じで、アナ・ケンドリックが主婦探偵よろしく真相に迫るまでは面白かったんですがねえ。これまでたいてい‶健康的な優等生美人”を演ってきたブレイク・ライブリーのやさぐれ具合も目新しかったですし。
双子で保険金絡みとネタバレした後の雑な処理はちょっと呆気にとられちゃう。ヤマ場はなんと三者立ち話。事件と直接関係ないステファニーがなぜだかキレて銃を持ち出し、狂言芝居でエレンの自白を引き出そうとするも失敗→旦那ショーンはエレンに撃たれ、(ところでこの男はどっちの味方なんだ)生配信を知ったエレン外に飛び出す→ジャストタイミングで駆け付けたママ(パパ)友の車にはねられ、都合よく到着したパトカーにより逮捕。・・と書いててもぐだぐだ感が否めません。なんだかなあ。初めのうちこそ子どもの存在を大きく扱い、母親キャラを堅持してたのが、どんどんキャラブレしていって後半は子の存在がすっかり消えてんのも頂けない。
野暮ったい母さんファッションだったアナが、強気になるにつれ服装が垢ぬけていくのも見どころのひとつにしてるんでしょうが、そもそもアナ・ケンドリックは身長低く腕や脚も長くないため服を着こなせるタイプでないのです。よってあまり映えません。
前半の引きの良さに比べ、後半の安い展開で大きく評価が下がってしまいました。