3.《ネタバレ》 AIの暴走がよくあるSFの、自我に目覚めてとかではなく、人的なことだった点が現実感があってそこは評価したい。それに解決方法も同等に、あくまでも正攻法だったところも加えて評価したい。てっきり母親と娘のオカルトちっくな感じで来るのかと思ってました。
ただそこまでリアリティさにこだわっておきながら、警察の特殊部隊の描き方が相変わらずマンガマンガしすぎていて、興ざめでしたね。いくらテクノロジーの天才とはいえ、ああも簡単に何度も取り逃がすかよ。洗練された特殊部隊なら、あらゆる脱出経路を未然に抑えてるだろうが。特に大学のは酷かった。それと実弾の発砲。ありえないって。催涙ガスとか麻酔銃とかなら分かるけどさ、いきなり実弾で人命を簡単に奪っちゃうって・・・ありえないって!ほんとね、こういうとこ、ちゃんとしてほしいわ!頼むよマジで。
それとね、いくら通信を切断したからって、はいそうです私が仕組みました。私が犯人です。って告白しちゃうかね?周りにあれだけ人がいる状況で。あれも、オイオイでしたね。
写真をサーバー室に落としてしまった!いやいや、あんな大きな物落としたらすぐに気付くって。他に人もいるんだし、そもそもサーバー内のカメラやセキュリティどうなってんじゃい?百歩譲って落としたの気付かなかったとしてもだ、あんなところにどうやって落とすんじゃい!大爆笑もんでしたねw
全体的にテンポもよく飽きることなく一気に見れたし、それなりには楽しめた。大沢たかおも良い演技してたし、三浦友和の定年間際のベテラン刑事役も、まあステレオタイプではあるけれども、なぜかこの作品の中で一番安心して見れた。
文句はそれなりに言いましたが、まあ気楽に観るにはちょうどいい作品です。