42.《ネタバレ》 当時すごく流行ってた記憶があるけど、観る機会に恵まれず、今回初視聴。こちらでの評価が低いけど、案外面白く観られた。 姿勢良くシャキッとして、物腰は柔らかい晴明。普段は滑舌良く話すけど、呪文を唱える時のボソボソ話す姿は結構インパクトが有る。ナルホドこりゃあカッコイイわ。 ちょっと不思議な晴明の住まい、瓜の中から蛇が出てくる最初の依頼が、何かほのぼのしててとても良かった。“シキガミ”とか“シュ”とか馴染みない言葉が多く出てくるけど、その辺の説明も丁寧で解かりやすい。 ニコニコしながらセリフ言う役の蜜虫とか、キョエちゃんみたいなカラスとか可愛いキャラも出てくる。最初気になってたあまりに大きな魚が、実は人魚だったとか、観せ方もなかなか上手い。 最初の晴明と道尊の戦いとか、如何にも呪術って感じで、今までにない感じが不思議で良い。だんだんゴースト・バスターズみたいな“呪”が出てくるけど、このくらいはまだ許容範囲。博雅と望月の君の淡い恋愛も、青音と親王の悲しい恋愛も、古風で良いなぁ。わら人形がボトボト落ちてくるところなんて、けっこう怖い。当時の最新技術、CGモーフィングで鬼になってしまう望月の君。最初の白塗りメイクのままでも良かったかも? 道尊が大暴れする後半からアクション多めに。ゆるりと動く萬斎と、伸びやかに動く真田のアクションはなかなか良いと思うけど、ここまで長時間派手に立ち回るとは思ってなかった。陰陽師だからもっと静かな戦いを想像してた。 まだCGがチープなのと、全体的に展開が漫画チック。俳優の力が大きいけど、緩急のテンポも心地よく、思いのほか悪い出来だとは思わなかったな。何だろう?最近ありがちなタレントのカメオ出演が無いからかな? 【K&K】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-09-27 18:29:24) |
41.《ネタバレ》 その役の人が描けてないんですよね。時代劇には日が浅い監督の実験作の域を出て無い。前のレヴュワーさんが既に書かれてるんですが、なぜ、その人がそういう行動をとるのかが説明不足で今一つ感情移入できない。それでも野村さんと真田さんはさすが超が付く一流役者だけあって自分の力量だけで自分の役に有無を言わせぬ説得力を爆発させて乗り切ってました。でもその超越キャラの清明が、『お前の為に行こう』だの『お前だけは失いたくないのだ!』と泣いて取り乱すほど、源博雅さんが魅力的には見えなくて残念(個人的には本作が役者デビューだった極真空手王者の八巻さんをこの役にすれば映えたと思う)。鬼氣迫る熱演が安っぽい鬼メークで失笑ものになってしまった夏川さんや衛兵さん達も残念。CGで表現した【あやかし】も現代人の見世物小屋感覚で作られて怖さ半減。素材が良いわりにいろいろな残念が集合してしまった作品でした。 【役者の魂】さん [映画館(邦画)] 5点(2016-10-21 13:14:45) |
40.《ネタバレ》 視覚的にはかなり楽しませてもらいました。でも平安宮中と貴族の装束と館以外の視覚効果、例えば視覚化された悪霊などは余計です。陰陽の頭(真田広之)、陰陽師(野村万斎)、龍笛の名手の貴公子(伊藤広明)、この三人は脚本さえよければ怪獣映画ばりの視覚化なしに人と悪霊が共存していた平安朝の雰囲気を出せるだけの実力がある俳優だと思います。それにしても真田広之は時代劇に出たらチョンマゲ姿だけではなく平安貴族でも悪霊の使者のざんばら髪でも、どんな格好をしても素敵です。彼を主演にできる良い脚本を待っています。この作品の役柄では今でいう厚生労働大臣が地下鉄にサリンを撒いているようでわけがわからないです。わけがわからないのは野村萬斎が演じる安倍晴明も同じで時代は違っても陰陽寮勤務の公務員なんだから公務員らしい言動をして欲しいです(安倍晴明は自分の上司に勝てる自信がなかったので言っただけなのかもしれませんが言のほうにかなり問題あり)。三人の男優の中で言動ともに地位・身分と整合性がある役を演じたのは伊藤広明だけだったように思われます。主役ではありませんが芸術(笛)の才あり、恋した女性に対する思いやりあり、最後には武勇も見せるといういい役回りだったです。今の世なら安倍晴明の発言はメディアに叩かれて関連ブログが炎上し、陰陽の頭の件は人事院では済まずに総理大臣(平安時代の太政大臣)が採用責任を問われる事態です。藤原道長よりも百年ほど前の話らしいですが、凝った映像とキーになっている美しい龍笛の音はさておき、ストーリーに関しては「一体何やってんねん。」が偽らざる感想です。今昔物語にあるとかだったら評価を変えるかもしれませんが。 【かわまり】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-01-18 12:25:39) (良:1票) |
39.《ネタバレ》 真田広之の熱演にゾクゾクさせられます。伊藤英明はキャラも力も弱すぎ。都には興味がないと言いながら、都を守ってしまう清明。 【山椒の実】さん [地上波(邦画)] 5点(2014-04-21 01:00:22) |
38.自分専用のホームシアターで、ロッキングチェアーに揺られ、高級猫を撫でながら、ブランデーでも傾けて、こういう映画を楽しめるようになったら、本物の大人だと思います。 【目隠シスト】さん [地上波(邦画)] 5点(2014-03-15 04:23:08) |
37.《ネタバレ》 自分はあんま邦画ってみないんですけど数年前にやたら流行ってたので観賞。 日本の様式美とファンタジーとロマンがまあ良い感じ。 たぶん国宝みたいな場所で撮ってると思うからそれなりに壮大な感じはする。 日本人の心の底にある恨みの恐ろしさと雅な美しさが、まさに陰と陽みたいに少し感じられる映画だったと思う。 後半はかなりゲームやアニメみたいだけど、それなりに楽しめた。 原作小説はかなり面白いのだろうと想像がつく映画だった。 どうでもいい話、麻呂の画像を思い出して仕方がなかった。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-10-03 01:15:27) |
36.う~ん、特に感想ないです、って映画でした。野村萬斎は確かにハマリ役だとは思います。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-09-08 21:46:52) |
35.ちゃちな特撮にバタバタしストーリー展開ですが、野村萬斎の清明がぴったりはまっていたおかげで、それなりに見られました。真田広之もなかなか良かったですが、それ以外の出演者の演技は演出のせいもあるのか今ひとつ。すべての面において、もう少し丁寧に作って欲しいです。 【はやぶさ】さん [地上波(字幕)] 5点(2005-11-30 02:54:52) |
34.野村萬斎と真田広之の熱演が光ってました。でも面白いかどうかは微妙なライン。陰陽師って神秘的でいいんだけど。 【チャコ】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-06-02 16:52:34) |
33.野村萬斎の清明がハマリ役です。悪役の真田広之もいいですね。ただそれ以外のキャスティングはやや疑問。全体的にはよくできてると思います。 【ジム】さん 5点(2005-03-29 19:59:36) |
|
32.呪言を唱える場面では、観客に悪影響が無いようにと、実は幸せをもたらす意味の呪文を唱えさせていたという監督の配慮に感激。 「おのれ、清明!健康になれっ!!」 【海野やよい】さん 5点(2004-08-27 00:38:42) |
【くうふく】さん 5点(2004-07-21 14:00:31) |
30.夢枕獏の原作は出版されるたびに全て読んでいる。 なるほど、夢枕氏が自分が設定したイメージに合うのは野村萬斎しかいないと言って 自ら出演依頼しただけあり、晴明は全くのはまり役だ。 源博雅は身体的にもう少し、骨太な感じがあるとピッタリなのだが、長身であること、無骨であることなど、あれはあれでそれなりの感じが出ている。 だが・・・・。蜜虫、あら何なんだ? そんなにチャラチャラしない。 そんなにしゃべらない。 そんなに笑わない。 それでも式神か。 後、晴明と博雅の関係を急接近させるのに少し無理矢理なところがあった。 「博正!」、「晴明!」と互いに呼び合い「ササを酌み交わす」無二の親友同士なのだが、巡り会いのところから描いているので劇中では、最初は敬語で呼び合っている。 二時間ほどのうちに二人に固い結びつきをさせて、「『行こう!』『行こう!』そういうことになった」という独特の二人の雰囲気を描き出すには、少し辛いものがあったと思うぞ。 それから、「陰陽師」はアクション小説じゃないので、余計なアクションシーンは不要だ。晴明は陰陽道の術は使うが全くと言っていいほど、立ち回りはやらない。立ち回りは全て、博雅の役目なのだ。 【あむ】さん 5点(2004-06-25 14:08:12) |
29.野村萬斎がイイですね。浮世離れしてます。かっこいいです。それだけです 【カフカ】さん 5点(2004-06-19 13:03:22) |
28.野村萬斎さんがとても良かったです。しかところどころにセットのちゃちさが気になって仕方ないところが・・・。 【アルテマ温泉】さん 5点(2004-03-17 16:20:51) |
27.同じ平安朝を描いた作品「千年の恋―ひかる源氏物語」の千倍良かった。野村萬斎さんの演技は最高だった。それだけで5点です。欲を言えば、もっと原作の持つ"おどろおどろ"した雰囲気が出ていればなぁ。 【ノコギリソウ】さん 5点(2004-02-25 22:11:21) |
26.続編dvdのチラシに触発されてみてみた一作目。…悪くない。 日本の特撮映画の中じゃかなり良い方だと思いますよ。 でもね、「あっ!八巻建弐出てるじゃん!」とか「お前空飛べるなら走らず飛んでいけよ」とか、「そんなに噛んだら歯が折れる~!!」って余計な心配しているあたり、それほど深くのめり込んで無い模様。主人公の人オカマっぽいけど声は良いですね。 【マンダム】さん 5点(2004-02-23 13:05:26) |
25.画は綺麗で良かったけど道尊の式神とか所々ちゃっちかった。でもさすがに野村萬斎は立ち居振る舞いが綺麗だね。真田も迫力満点。 【仮面の男】さん 5点(2004-02-23 11:35:22) |
24.平安京・早良親王と来れば安倍晴明。私の持っている『陰陽師』のイメージは少々壊れてしまったが、この手の作品としては真っ当に「定石」を踏んだ良作だと思います。ただ、道尊(道満)の不気味さと、晴明の飄々とした立ち回りがあまりにも“劇画的”で浮いている。他は全く期待ゼロだったので割と安心して観られた。夢枕 獏の世界観があんまり「端正」に整えられていたのが、個人的な意見としては大いに不満が残る。 【MAZE】さん 5点(2004-02-21 23:23:26) |
23.《ネタバレ》 思ってたより面白かった(汗)。晴明VS道尊、晴明と博雅、博雅と望月の君(祐姫)、早良親王と青音など様々な人物関係があったけど、うまくつながってたのでスムーズに見れた。時代を隔てた壮大なドラマでもあるね。かなりCGが多用され、ワイヤーアクションシーンもあったのは全くこの映画についての予備知識を知らなかったため、意表をつかれたようで何か得した気分になった。野村萬斉も真田広之もはまり役だね。晴明のささやくように呪文を唱える姿は雰囲気ビンビンだった。道尊の新日の藤波社長のような鼻息も気に入った。個人的には夏川結衣の演技が光ってたように思えた。うーん、確かにミスキャストな点はあったように思えたね。 |