6.《ネタバレ》 なんかちがう。求めてたもんとは、かなり違う展開となってる もはや、刑事物語でなく、アルバイト物語となっちまってら。
脚本が酷すぎるんじゃないかと思えます。
ただ唯一と言ってよいほど良き点だったシーンを挙げておくならば、全ストーリーをぶっ飛ばしてラストシーンまで行ってしまいますけど、そのラストです。
娘との別れの際に、娘に対してぶりぶり手を振る夏木陽介父ちゃんの右手に釣られて片山の左手が必然的にぶん回されるこのシーン、その二人の腕の間に銀色のものが光り、それを後ろから捉えたツーショットがとても異様に思えてしまうのですが、だがそこが可笑しくもあり、とても素敵なんです。そして視点が変わり、その仁科と片山を正面から捉えた時の片山彼の表情が実に穏やかで賛同的でとても良いのですが、これは監督によるアイデアなのでしょうか、はたまた脚本に携わってた武田鉄矢によるアイデアなのでしょうか そこが気になるところです。とても素敵なラストショットでありました。