14.《ネタバレ》 この映画ね、封切り当時は親父と見に行きましたね。山歩きは私も親父も好きなんですけど、映画鑑賞前にパンフレットを買い、俺は原作本についている地図を見ながら(もっとも映画館が暗くて読めなかったが)鑑賞したのを覚えている。
実家にはビデオテープもあったが、1回程度しか見た記憶が無い。親父は夏場に見返していたな。
今回2024年の東京が大雪になる前に、BSのを録画してあったのを鑑賞。
この季節にこの映画かよ。そう思いつつ。じっくり見るけど、、、
え?字幕出ないの? セリフが聞き取りにくいし、冬山では誰が誰やらわからん。若大将(加山雄三)だけが鼻声で判りやすい。
冬山装備の説明についてはあまり時間をかけていない。もっぱら軍隊の組織体系の事ばかり。
(これ、『剣岳 点の記』でも同じ感想。こっちは装備については一切の映像無し)
おしっこ漏らすだけで「死」までの過程がわかりにくいし、説明も少ない。
大竹さんの迫真の演技が、いきなり始まるような感じがするのは私だけ?
で、こいつら今どこにいるんよ? リビング鑑賞ではネットで過去の記録と地図を見ながらできるけど、これ、わからんわ。
確かに撮影には大変だったろう。しかし、理解できない行動を何十分も見せられるのは、今の時代(2024年)無理だわ。
日時、場所、予測でもいいから天候、気温 が画面に出ればいいけどな 無理かなぁ
どこかの新人監督が「シン・八甲田山」作らんかね? 字幕だらけかも知らんが、後世には残る。
ともあれ、撮影には苦労されたのは伝え聞くけれど、わかりにくい作品は追いやられて忘れ去られる。
この悲劇を伝えるなら、映画はリビルドするか、または現状の映像に位置データなどを付加するようにしてほしい。
それか、自ら調べながら鑑賞するのをお勧めします。
封切り時の感動を思い起こせば、8点。だけど今では見るのがキツイので5点。
追伸:山田甲八 と反対に読んだのはうちのばあちゃん 以来、我が家ではこの映画のビデオテープは「やまだこうはち」だった。