2.《ネタバレ》 個人的には、冒頭から主人公が三人の死体を発見して、地下に落ちるところまでが物語のピークだった。
三人の死体の見せ方やそこに至るシークエンスはジャパニーズホラーに影響を与えている気がしたし、死体を発見しパニックに陥る事で、今まで歩きなれていた家が、彼女に対して全く違う顔を見せる恐怖の演出もよかった。
演出とカメラワークでここまで恐怖や緊張感を作り出せるのは凄い。
「絞殺魔」でも思ったが、未知のものに見られる恐怖の描き方が生々しく、真に迫ってくる。
それはラストカットの無数の野次馬の目線にも象徴されていた。