1.《ネタバレ》 ゴージャスさを消そうと必死に努力しているソフィア・ローレン。この役にはやっぱり無理があるよなあ。ずっとお手伝いさんのいる生活をしているだろうに、車椅子の夫にこき使われる主婦なんて。このゴージャス顔で。リアリティはゼロである。(私はそこがいいと思うような通ではない。)
ミラ・ソルヴィーノ。写真を撮りにアンゴラまで行ってしまうようなガッツがあるとはとても思えぬソフトな顔立ちにモデル体型だ。
デボラ・カーラ・アンガー。何に出ていても疲れた顔をしている。「お疲れ顔女優」のトップと思われる。今回はかなり顔がむくんでいた。
この3人が演じた女の人は、とにかく言葉で他人と勝負しない人種なのだ。芸術家だから。
「障害者だからって偉そうに人をこきつかってあんたは何様のつもり。」とか「親父がどんなに偉いか知らないがあたしの仕事に口を出すな」とか「ママを殴り殺しやがって刑期を務めたからって許さん。あんたなんか死ね。」とか口がさけても言いそうにない。
口が無くなったかのようにだまってうつむくばかりの3人。周囲の男の人たちはそういう女たちに中に入れてもらえずグルグル衛星のようにまわっているだけみたいに見える。
そして充分に鬱憤がたまったころに彼女らは突然行動を起こす。そういう人種みたいなのだ。
なんかうっとうしいなあ。好きじゃないなあ。思ったことは言わなければ分からないよ。それじゃ映画にならんのか?