22.《ネタバレ》 ドラマ版(コリン・ファース版)を見た後に視聴しての感想になります。 ドラマ版との比較になってしまいますが、Mr.ダーシー役のマシュー・マクファディンが少々気弱な青年にしか見えず、「傲慢」が根底にあるからこそのあの態度だった!とは思えないところが少しだけ残念でしたが、全体的なテンポはむしろこちらの方が良かったように思います。ベッタベタのシンデレラ・ストーリーなので、幸せ気分に浸りたい時にぴったりな映画です。 (コリンズ牧師役のトム・ホランダーが岡村に見えて仕方なかった。) 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-12-19 23:59:08) |
21.19世紀イギリス版少女マンガの世界という感じでしょうか。当時の結婚の価値観がよくわからないので、物語にはどうも入り込めず。 ただしキーラ・ナイトレイの硬軟さまざまな表情は印象的でした。少女のような笑顔と、口論時のキリッとした大人の怒り顔のギャップがたまりません。さすが、大女優になる条件は容姿だけではないですね。 対象的にイマイチだったのがダーシーさん。濱田岳をもう少しイケメンにした感じでしたが、どうも印象が薄くて感情がよくわからない。それから役柄上の話ですが、彼は無職なんですかね。資産家ゆえに日がな一日ブラブラしているようでは人生つまらないよと、嫉妬混じりにケチをつけておきましょう。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-05-31 01:07:20) |
20.原作未読。堅苦しい映画かな?と思っていたけど、美しい英国の田園風景に引き込まれた。18世紀当時の風俗を再現したセットや衣装はもちろん、綿密な長回しと意外と挑戦的なこともやってみせる。ストーリー自体はタイトルそのまんまで特に際立ったものはないけど、ユーモラスな台詞を効果的に用いて飽きさせないようにはしている。ただ、いろいろ詰め込み過ぎな感じが否めず、表層的な印象を受けた。大女優ジュディ・デンチを相手に、凛とした強さで互角に渡り合うキーラ・ナイトレイが良い。ダーシー役はちょっと微妙。 |
19.《ネタバレ》 約6年ぶり2度目観賞。名作英文学の純愛ラブロマンス。5人姉妹のうち3人の恋愛を、洗練された雰囲気の中で静かに紡ぐ。気になるヒトへの気持ちの変化、心の機微を表情豊かに表現するキーラ。だけどやっぱりノムラっぽい。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-05-18 22:05:19) |
18.《ネタバレ》 19世紀、女性にとって結婚だけが幸せに繋がるという価値観に支配されていたイギリスの華やかな社交界。年頃を迎えた、貧しいながらも仲の良さだけは誰にも負けないベネット家の5人姉妹にとっても、それは何にも増して切実な問題だった。恋に悩み、時に傷付きながらそれぞれに幸せになろうとする姉妹たち。そんななか、どんなときも凛としたプライドだけは決して失わない次女のエリザベスは、無愛想な貴族ダーシーと出会う。「あんな感じ悪い人のことなんか絶対に好きになるわけないわ」と心に誓うエリザベス。だが、プライドと偏見ばかりが幅をきかす窮屈な社交界において、ダーシーの隠されていた優しさに気付いたエリザベスは次第に彼に心惹かれてゆくのだったが…。最近、同じ監督&主演女優で製作された「アンナ・カレーニナ」という作品を観てみたら、これがなかなかの良品だったので、見逃していた今作もといまさらながら鑑賞してみました。いやぁー、まさかこんなに女性向けのごりごりラブロマンスだったとは…(笑)。不倫の恋に苦しむ若い人妻というアンナのテーマは普通に男性の僕でも興味深く観れたのだけど、さすがにここまで恋愛に特化されると男性にはちょっときついっすね~。エリザベスにフラれた背の低いおっさんが嫉妬心爆発して暴走しちゃうとか、姉妹同士で狙っていた男がかぶって取り合いになっちゃうとか、そんなドロドロ展開してくれたほうが個人的に好みっす。それでもアンナでも見られた、華やかな社交界や田舎ののどかな田園風景などをセンス溢れる美しい映像で描き出した、この監督の見事な手腕は今作でも遺憾なく発揮されておりました。そこは素直に良かったと思います、はい。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-01-19 19:58:40) |
17.《ネタバレ》 原作未読。前に一度見ているはずなのに、恐ろしいほど何も覚えていなかった・・・。まあでも、正直、キライじゃない。映像は美しいし、音楽もなかなか。ハッピーエンドだし。イマイチ評判の悪いダーシー役のマシュー・マクファディンですが、私は悪くないと思いました。高慢というよりは、ちょっとダサい、暗い、ですかねー。でも、決して醜男じゃないし、品もありました。特筆するような内容はないけれど、ブレンダ・ブレッシンは、『秘密と嘘』でもそうだけど、こういう自己チューで頭がよろしくない女役が実に上手いですね。このベネット夫人が、我が母親の姿とダブり、ヒジョーに嫌な気持ちになりました。娘の結婚に血眼になる母親。作中の時代では、女にとっての結婚は人生レベルの切迫した問題だろうから、こういう母親はむしろフツーだったんでしょうが、現代(とゆーか20年前)の母親でこれって、やっぱりかなりクレイジーだったんだよなぁ。ま、我が母親は女の人生は結婚で決まると信じて疑っていない他力本願な人なんで、仕方ないと言えば仕方ないけれども。母親世代だと、本作同様、「結婚(だけ)が女の生きる道」に通じるものがあったのも否定はしませんが。逆にいえば、まあ、結婚しか女性の生きる道がない時代に生まれてこなくて、本当に、ホントーーに、良かったと、こういう作品を見ると骨身にしみて思いますね。・・・ちょっと、原作を読んでみるか、という気になりました。 【すねこすり】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-09-29 23:04:03) |
16.長編小説の映画化の難しさを思う。どうしてもダイジェストになってしまう。同じ19世紀の英国文学でもハーディやサッカレーなど、私生児を生んだり成り上がっていったりとドラマチックな展開があれば、3時間かければダイジェストでも十分に内実を伴えるんだけど、オースティンはそこいくと特異な作家で、そういう骨組みになるような展開がない。いや一応娘が結婚に至るストーリーはあるが、どうも小説の味わいはストーリーの展開よりその中でキラキラする「乙女心七変化」のほうにあるようなのだ(「S&S」を二人に数えるとオースティンは七人の娘を創造した。「マンスフィールド・パーク」のクソ真面目な学級委員長のようなヒロインも、こんな娘からでも乙女心を抽出して見せられるわ、という作家の自信の表れだったのでは)。この「P&P」を映画化するなら、どこか一部分を選んでじっくり作るという手もあったかもしれない(と思ったが、やはりそこに至るまでの状況や人物たちの背景などの説明が必要になるなあ)。というわけで、映画として堪能できたというところまではいかなかった。しかし二つ目の舞踏会は楽しめた。ダーシーと口喧嘩気味になりながら踊ってて、しかし不意に二人きりで踊るシーンが入り込む。口ではああ言いながら心は…って感じ。その後の部屋部屋を縫って動くカメラが次々と登場人物たちを捉えていくのも楽しい。妹たちはうろちょろしミセス・ベネットは長話に興じ、強引にダーシー(長身)に挨拶した後のコリンズ(小男)が花を一輪持ってエリザベス探して歩き回り、いろんなカップルを見せていく。舞踏会の賑わいと話の綾の賑わいが絡まりあって浮き立ち、その前の二人だけのシーンがより際立った。作品を通して典雅なピアノの響きが合っていた。ペンバリー荘を観光していてダーシーと再会するときもピアノの響きに導かれてだったし(たぶん本作で一番いいシーン)。風景の美しさは文句なし。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-04-13 10:28:53) (良:1票) |
15.《ネタバレ》 最高傑作のドラマ版を絶賛している身として、このキャストはいただけなすぎると録画だけしておいて長いこと避けてきたが、こだわりを捨てて軽い気持ちでようやく視聴。 あぁ、やっぱりダーシーが全然格好良くない。リジーもイメージと違いすぎる…。ジェーンもピングリーもちょっと貧相。英国版ドラマと比較して、あらためてあのドラマ版の完璧さと中毒性を思い知った。さすがにブサイクダーシーでも最後のプロポーズには心が震えたが、それでも目をうるませることもなく気丈な顔を崩しもせずに返事をするナイトレイにはがっくし。全てが安い。安っぽすぎる。美しい貴族の館や映像美など予算はさすがにこっち(映画)のほうがかかってるかもしれないけど。 【りんす】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-03-11 10:11:59) |
14.《ネタバレ》 BBCのドラマは見たし、当然原作も読んだ者としては、やはりあまりいい点はつけられません。主役2人の心情の変化が、うまく表現されていない。ダーシーがエリザベスのどこを気に入ったのか不明確ですし、エリザベスもあれでは「金を出してもらったから結婚する」ととられかねません。2人が愛し合うようになるのは、それぞれが人間的に成長した結果なのですが、それがちゃんと描けていないのです。一方、ミセス・ベネットやミスター・コリンズは、もっと滑稽でよかったかも。どうもこの映画では、人間の描き方が淡泊なようです。 その一方で、映像と音楽はたいへん美しい。イギリスの風景やお屋敷を鑑賞するのには、うってつけの映画なんじゃないでしょうか。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-09-10 20:41:10) |
13.《ネタバレ》 別題「高慢と偏見」。「いつか晴れた日に」ほど響かなかった。景色がすばらしい。18世紀の男女交際や礼儀作法、ダンスシーンがすばらしい。原作に忠実らしいというのもわかるが、あまり心に響かなかった。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-07-20 23:39:53) (良:1票) |
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12.《ネタバレ》 原作未読。素直になれない頑固者なら、もう少しその辺の描写が欲しかった。リズはともかく、ダーシーが告白するところが映画の前半で、ダーシーがどういう人物か、まだ掴めないときだったので、そんなにプライド高い嫌な奴という印象がなかった。中盤あたりから、ダーシーの目は誰かも書いてましたが、濡れた子犬のような目になっちゃって、素直な青年じゃん!と思って観てました。でもやはり結婚は金ですか・・・ちょっと寂しい。最後の方のジュディディンチの演じるおばちゃんとリズの対決が面白かった。毅然としてるリズを演じたキーラはホントに綺麗な方ですね。他の姉妹と違和感がありました。最後のお父さんの「これ程の男でなかったら、手放さなかった」は良いセリフですね。 【トント】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-08-29 00:15:58) |
11.《ネタバレ》 普通に楽しんじゃいました。「白馬に乗った王子様がいつか私の前にあらわれるって!」と信じてる系の 行き遅れた娘っこにはきゅんとくる ざ・メロドラマ。 今よりもずっと結婚が、生きていく上でとても重要であったんだなあ、と、時代背景に同情し、あとは なんで、どうしてこうなるの?ってのを深ーく考えず、自分に都合良くみればいいのさ! キーラ・ナイトレイはすごくよかった。彼女の笑ったときの表情や、鼻でシニカルに笑うところとか、 あとあの都会的な雰囲気だけで、エリザベスの知性が出てたと思う。 ダーシーも、野暮ったいのになぜか男らしく見えるのですよ。 短い時間で彼らがどうして恋に落ちるか、けっこうよくやってたと思うのですが。。。 そして、最後、お父さんがついついぽろり泣いちゃうのが。。。。母の尻に敷かれた感もありますが、彼の書斎を見ている限り、ちゃんとした紳士なのでしょう。あんないい娘手放したくないよねー。そりゃひいきしちゃうよね。 原作はもっと納得いくすばらしいものなのでしょう。是非読みたくなりました。 【のりもちあつあつ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-05-28 00:43:15) |
10.原作は読んでいないしオリジナル(TV版?)も未見ですが、普通に楽しめました。キーラがやはりいいです。 【SITH LORD】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-09-09 20:06:15) |
9.《ネタバレ》 ダーシーがエリザベスに惚れこむ理由、というのがいまいち説明足らずなところがストーリーを陳腐な恋愛ソープオペラにしてしまってるのかな、と。もうちょっとエリザベスの特別感を見せてくれるとよかったんですが。「一目ぼれした金持ちが好きな子に嫌われちゃったので色々償いをしたら彼女も好きになってくれたよ」程度の話。 でも、きれいな英語(発音はもちろん、言い回しも)を聞くのが気持ちよかったので6点。 【リムコフ】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-27 22:36:48) |
8.主演のキーラ・ナイトレイがきれいで、映像と音楽がとても美しい作品。原作は未読ですが、何人かの方が指摘しているようにストーリーはちょっと駆け足という気がします。 【かわまり】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-04-06 04:45:28) |
7.キーラ・ナイトレイ見たさに映画館で鑑賞。イギリスの美しい風景、建物、当時の衣装など、いろいろ楽しませてもらいました。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-12-29 18:49:15) |
6.タイトルから小難しい映画なんだろうなって敬遠してましたけど、単純に楽しめました。 嫌いだって言われてもダーシー氏のように諦めない人も居るけど、結婚がだめになったらすぐ他の人と結婚するって人は周りにもいるような・・・。ダーシーのあの甘~い目には逃げられません。ちょっとお腹の辺りヤバい(|| ゚Д゚)けど・・ 【さら】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-09-19 11:36:44) |
5.ちょっと登場人物多くて(最初に出てきたダーシーと一緒に居た気のきつそうな女性とか)誰が誰やらでわからない所もあったけど楽しめました。セリフも良いし映像も綺麗に撮ってたので良かったです。ラストはアメリカ版EDじゃなくて良かったと思います。最後ドナルドの泣きが非常に印象的で余韻が残りました。 |
4.《ネタバレ》 この映画は愛とか結婚とか過去と現在の女性らしさとかが主題じゃないと思った。 これは、2人の苦労人が描かれているペシミスティックな映画だと思った。 2人は自分の感情自身を押し殺し、他人のために生きるまさに苦労人なのだ。この映画においてその他の人々は、彼らが苦労人だということは強調するためだけの役者たちだった。 彼らはとても軽薄で利己主義で私利私欲を中心に論理性もなくただ生きている。一方で、主人公の2人はそのただ生きている人々を嫌悪などの様々な感情を抱きつつも彼らが幸せになるように自分の感情を押し殺し理性で生きている。 だから、2人はであった瞬間に恋もせず互いの感情で生きず理性で生きるというプライドと他人は私利私欲で生きるという偏見の基曖昧で言いえて妙な関係を築いていく。 映画が中盤に差し掛かると彼は彼女に感情を突出したが、彼女が彼に抱いていた偏見(さっき言った潜在的な偏見と他人によって作られた偏見)によって断られたが突出してしまった彼の感情はキスを求めようとしたり彼女の元へ訪れ苦労人であることを他人に対して告白する手紙を送る。 そんな時、彼女に黒影と赤い光を半々に与え。理性と感情(自分が彼に恋している自分に対する怒りと彼が姉妹等にしてきた仕打ちに対する怒り)を表現していてなんともいえなかった。 そして、最後の結ばれるキスの瞬間は白光があてられ、より純粋で純真な感情だけの時間が2人の間を流れていた。それで、自分は終わると思った。結局、苦労人である2人は理性に反することができず、彼女の父親に結婚の許諾をえる。結局は、彼らは感情を出し合える最高の相手を見つけることができたが結局は理性定期にしか生きることができない不器用で悲しい人間なのだと思った。 結局は、苦労人は苦労人でしかないのかと思ったがそれを分かち合い唯一感情を露呈させられる同じ苦労人と出会わなければ主人公の最初の頃の笑顔のようにとても苦しく切ない笑顔しかできないのだと痛感させられた。 映画全体の評価としては、音楽が美しく最高だが編集がいまいちでシーンの切り方が乱雑である。でも、1シーンごとに巧妙に実に美しく取られていて良かった。とにかく、人間は変わることはできないが出会うべき人に出会えば表面的には変わらないが幸せな人生を送れるのだと信じたいし、実社会がそうあって欲しいと思った。 【NAYU】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-01-28 23:20:54) |
3.《ネタバレ》 キーラ・ナイトレイが美しい。好色な(?)ファミリーのいけいけどんどん攻勢におかしみがありますね。ダーシー氏がどのようにしてエリザベスに惚れたのか、詳しい理由が分からないのがちょっぴり残念だけど、放任主義のようで実はいちばんマトモなドナルド・サザーランド演じる父親が素敵。ダーシー、ちょっとは笑えよ! 【トト】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-26 00:43:12) |