57.幻想的過ぎた。夢の世界はもつとリアルに近いよね。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-04-24 10:58:25) |
56.「マトリックス」とか「羊たちの沈黙」とかを思い出すとありますが、いうよりは、「アイデンティティ」の分野だね。この雰囲気は結構好きだし、犯人の精神世界の描き方も良かった。ただ、主人公の女性の方は、ちょっと安っぽさを感じてしまう。 【noji】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-02-25 16:02:29) |
55.《ネタバレ》 ストーリー自体はよくある『羊たちの沈黙』の亜流なのだから、あとは奇抜なプロットを生かす「観たことのないような映像」をどれだけ見せてくれるかに期待するわけです、観客は。残念ながら例の「馬の輪切り」以外はその方面の好奇心を満たしてくれる画はなかったですが、この監督の美的センスの鋭さはたしかに素晴らしい。そして何よりも凄味があったのは石岡瑛子が担当した衣装で、自分はこれほど衣装に「凶暴さ」を感じたことはかつてなかったぐらいです。ジェニファー・ロペスのメイクにも唸らせられまして、夢の中でどんどん顔が変わってゆき、とくにスポーク仮面をかぶって登場したシーンは、まるで岩下志麻みたいな顔だったんですよ。 捜査ものとして撮っているのでどうしても理屈で割り切った様なお話しに落ち着いてしまったのは残念で、ここはリンチワールドの様な思いっきり不条理な世界を見せて欲しかったところです。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-19 01:03:32) |
54.後付けの形容になりますが「インセプション」と「ソウ」を併せたような作品でしょうか。ただ、その両作と違うのは絵作りに掛ける監督の意気込みと美意識です。理屈が付けにくい精神世界を映像作家の創造性で具象化するチャレンジとも言える。どこにも逃げ場を作らずに、そのテーマと真正面から格闘している印象です。時間の進み方の緩急、一人称視点の寄り引き、唐突な場面転換、意味不明のオブジェクト、などなど。衣装美術の石岡瑛子も異様な世界観の構築に貢献している。かなり堪能させてもらいました。CG技術によって過去になかった映像が見られるようになりましたが、オリジナルの絵を創造するセンスをもっと磨いて欲しいと、この監督の作品を観ていると思います。設定以外にストーリーには特筆する部分は無いけど、私は充分に楽しめました。このタイトルですが「細胞」って何のことか分からなかったんだけど、最近観たCSの字幕版では攫った女性を閉じ込めて水で満たす監禁槽を「セル」と呼んでいました。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-03-03 21:47:48) |
53.《ネタバレ》 「CELL」を辞書で調べると「細胞」「脳」「地下室」などこの物語のいろいろな側面を表現するものだった。物語はもっと広げられる話なのに、ちんまりとした構成になってしまい、奥深さが感じられない(抽象的な意見だが)。他者の精神世界にダイブする内容は興味をそそる物なのだが、カウンセリングと犯罪捜査を混在させてしまったため、何だかまとまりのない展開になってしまった。いっそのこと、どちらか一方に絞ってしまった方がよかったと思う。でも、多くの方が思っているように映像は鮮烈であり耽美的であり、一見の価値アリ。ただ、もっと鮮烈さや残虐さを強調できていたら、カルトの域に達していたのに残念。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 6点(2010-02-25 00:11:25) |
52.《ネタバレ》 映像美は圧巻でした。グロいんだけど独特の美しさがあり、斬新なアイデアに満ちた精神世界はもちろんのこと、SWATが出動し、ヘリが飛び回る現実世界の描写もリドリー・スコット作品のようで非常にかっこよかったです。ジェニファー・ロペスもかつてないほど美しく撮られており、この監督のビジュアルセンスはスコットやフィンチャーをも超えているように思います。ただし脚本のツメが甘く、作品全体としてはもうひとつ及ばぬ出来なのが残念。本作は「羊たちの沈黙」と「マトリックス」を比較対照とすると弱点がよくわかるのですが、事件に対する登場人物たちの思いや姿勢があまり描かれていないこと、また「煽り」が不足していたことが問題だったと思います。他人の精神世界にダイブするという非現実的な仕事を観客に受け入れさせるには、それに従事する人々がどのような覚悟や姿勢を持ってこれにのぞんでいるかを掘り下げる必要がありますが、まずこれをやっていません。また、生死の危険を冒してまで被害者を救おうとするキャサリンの、事件に対する思いや覚悟も描き方が甘かったように思います。同時に、彼女が行おうとする「リバース」と呼ばれる処置がいかに危険であるかの煽りが不足していたため(「それは危険だ」と同僚の研究者が警告するのみ)、これを断行する際の緊張感や、「いよいよ最後の禁じ手を使うか」という高揚感が出ていませんでした。また精神世界へのダイブにおいて、彼女の個性のどんな面が強みとなっているのかが明確に説明されていないため、スターガーの悪の面と対決する際の彼女の武器が観客に伝わっておらず、戦いにメリハリがありませんでした。さらに、タイトルにもなっている「セル」によるタイムリミットも作品の面白さにはほとんど貢献しておらず、せっかくの設定を一刻を争うような緊張感につなげていなかったのは残念でした。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-07-26 18:25:42) |
51.《ネタバレ》 あの薬物中毒者の幻覚症状の中にいる様な映像には素直に拍手を送りたいです(当然、薬中になった事などありませんが)。常に悪夢にいる様な感覚、何処かからも悲鳴や唸りが聞こえて来るような不安感の演出が素晴らしい。 でも何かそれだけで、男の深層心理に入ってからの話が単純に面白くないと感じます。映像に懲りすぎて、脚本がおざなりになったのでしょうか。それだけに惜しい作品と思いました。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-31 09:55:48) |
50.《ネタバレ》 世界観自体は好きです。予想通り非常に幻惑的で、映像的にも面白いものがあったと思います。ただちょっとちぐはぐな印象があります。テーマは深そうなのに、ストーリーはわりとアッサリとしていたような。監禁された人質救出という明確な目的を作ってしまったことで、普通のサスペンスになってしまった気がします。作品の間口は狭いのに、いざ入ってみたら意外に出口は広かったという感じ。もっと深い、難解な作品を想像していた者にとっては、食い足りなさが残りました。いっそカルトと呼ばれるくらい、思い切った作品にして欲しかったと思います。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-12-16 20:17:04) (良:1票) |
49.映像がお洒落でかっこよかったです。馬の輪切りだったり、魔王みたいなのが無駄にかっこよかったりと、ストーリーにはまったく関係なさそうなスタイリッシュな映像を次から次へと見せてくれました。正直サイコなお洒落映像をやりたかったがために、ストーリーもサイコ野郎の精神世界にしたっていう。普通の逆の発想で作った映画ですよね、たぶん。グロ耐性がある人にはお勧めです。 【りょう】さん 6点(2004-12-31 19:03:37) |
48.最近ちょっと怖い夢を見まして、突如この映画の存在を思い出しました。この、現実世界とはかけ離れた空間の感じは良かったと思います。ストーリーは、やはりジェニロペバンザイって感じですね。危険な男の脳内でもピチピチビスチェにヒップラインばっちりのパンツ、自分の脳内じゃ咲き乱れる花園の聖母…。女神様ったらヴィンス・ボーンとあらすじ無関係のキスまでして…。ちょっと気を惹く映像が挟まれているだけではダメ。映画の全てに焦燥感にも似たようなヒリヒリがないと。これは中途半端な出来具合でした。 【のはら】さん 6点(2004-11-13 11:22:49) |
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47.ここにまた一つ新たなトリビアが誕生した。「ジェニロペは PVでも家でも映画でも パンツいっちょう」ゼロヘェー。最初は無駄なヲッパイだと思ってたんですよ。シリも。確かに映像が凝りに凝ってますけど、良くある「凝ってるだけにむかつくんですけど」ていうふうにはあまりならなかった。上映時間のさじかげんもよろしかった。おいおいあんたの精神世界は聖母様かよと一応つっこみますが、ジェニロペCG観賞用ビデオじゃんと手放しでけなせないんですよ。心理SFの要素もあったんでしょうか。あとは男優さんたちの地味さかげんがかえって良かったのかも。でも7点はホウリナゲられないか。実験的な感じの作品でありました。某トゥームレイダーがヤンデボヨヨンレイダーなら、こちらは「ザ・シリ」 |
46.映像・衣装に6点です、ハイ。ジェニファーロペスなぁ~。犯罪者の精神に入り込む~っていう設定とかは面白いと思ったのに…。なんでかなぁ~。 【海賊】さん 6点(2004-08-22 00:38:25) |
45.《ネタバレ》 犯人への最初のダイブは、そこそこ面白い。あの調子で行っていればまだしも、だんだん創造性が貧困になっていくのは痛いなあ。映像技術的にはがんばっているのはわかるが、せっかくなのでもっと奇想を盛り込んで欲しかった(監督がリンチやクローネンバーグだったら……)。そもそも、精神世界というのはあんなにはっきりとしたものではなくて、物と物の境界があいまいで、もっと不定形なものなのではないかな。特に不満があるのは、クライマックスの舞台である、主人公キャサリンのインナースペースの描写。あれは平板すぎやしないか。精神病者の方が豊かな精神世界を持っているということなのかもしれないけど。とまあ文句ばかり並べてみたが、退屈することなく最後まで観ることができたので、及第点はつけられる。 【山の木屑】さん 6点(2004-08-02 14:15:39) (良:2票) |
44.釣り針宙吊り!イタタタ。輪切り!G線上のアリア。ストーリー云々というより映像美ですよね。ジェニロペのドレスが印象的。 【★ピカリン★】さん 6点(2004-06-16 15:39:21) |
43.映像はすごく好き。印象に残っています。冒頭の砂漠、輪切り、あの衣装…とても好き。でもストーリー全く覚えてません。今他の方のレビュー読んであぁそうだったなと思い出したくらい。ストーリーは映像のあとづけっぽい感じがします。でも思ったほど悪い映画じゃなかったように記憶しています。ミュージックビデオのような感じ。 【ショウガ焼き】さん 6点(2004-05-29 04:53:33) |
42.この映画のせいで痛いシーンを見ると「痛ぇ!」とか声に 出すようになってしまった。ピアス吊りで恍惚となる殺人犯のシーンが最大の原因だ。どうしてくれるんだこの変なクセ。痛すぎるシーン見せやがって。いいか、人っちゅーのはな、顔ブン殴られるより、顔にゴムぱっちんを恐れる生き物なんだよ勉強しとけ! …ところで…これ、別に夢の中にいかなくても、最初に部屋に踏み込んだ時に夢の中で発見した手がかりと同じモノを発見できたはずでは? 【マンダム】さん 6点(2004-04-03 15:32:43) |
41.フルメタル・ジャケットの人、まだこんな役をやっているのかと少しびっくりしたが、相変わらず狂気の演技には特異な存在感があった。この人の別の演技も観てみたいと思った。猟奇的な生々しさが無機質な映像とジェニファー・ロペスの美貌によって中和されて鑑賞後の苦々しさは残らなかった。見どころは犯人の精神世界の描写だが、そのコンセプトが先立ってしまい犯人の救いようのなさが映像の美しさの中に埋没してしまった。深読みすればあえて埋没させたととれなくもないが。サスペンスでくくられているのでハラハラしながら最後まで観られた。 【Beretta】さん 6点(2004-04-03 11:21:34) |
40.映像良かった。犯人に同情しちゃったし、そのあたりストーリーは良かった。けど、その犯人の精神世界があれじゃあ、、納得できない。もっと意外性のあるものがよかったなぁ。。 あ、ラスト覚えてない。。 【おれおれ41】さん 6点(2004-03-31 06:24:33) |
39.タイトルからしてあの「CUBE」のハリウッド版かと思ったら全然違った… 前半の映像は凄かった。馬の輪切りとかカーテンマントとか。後半はほとんどファンタジー映画と化してしまって残念。ジャンル混合ももう少し練ってやってほしい感じ。 【番茶】さん 6点(2004-03-14 22:45:56) |
38.ストーリーもそれなりに面白かったんですが、精神世界の映像が摩訶不思議で良かったです。犯人のあの吊り下げシーンは思いっきり笑わせてもらいました、サイコーです。いいセンスしてますね~。 【ゆうしゃ】さん 6点(2004-03-03 15:26:09) |