7.《ネタバレ》 企業内のリストラを描いた、重いテーマの映画でした。
主人公のダメ人間ぶりに対して、彼を支えようとする妻と子供たちがいじらしかったですね。
特に、妻役のローズマリー・デウィットがかわいい。
あの容姿で、あの良妻賢母ぶりなら、私だって妻に欲しいです。
それはそうと、本作の「リストラ」というテーマは面白いですし、俳優たちも流石の演技なのですが、どうにも淡々とし過ぎていて、起伏がない。
音楽で言えば、「サビ」に当たる部分がない‥‥‥という印象が拭えませんでした。
折角、仕事が見つかったのなら1週間安ホテルにでも泊まれよ。とも言いたくなるし。
元上司のジーン(トミー・リー・ジョーンズ)に新規事業に誘われたが断ろうと思う‥‥と、妻の兄に言いながら「お前に大工は向いてない」と一言言われただけで、もう大工を諦める。
優柔不断というか、一番嫌いなタイプ(実は私自身が優柔不断)なので、やや感情移入が出来ませんでした。
でも、作品自体は佳作であったと思います。