1.《ネタバレ》 舞台は主に博物館内と、これまでの劇場版に比べるとかなり小規模。おまけに敵ではないがトラブルの元凶となった人物達の目的もかなり微妙で全体的にこじんまりとした印象。
代わりと言っては何だが、子供向けアニメとしては適度な推理パートや犯人のミスリード、序盤に張った伏線の回収等、ドラえもん映画としては実験的な内容が多く盛り込まれていたのは良かった。
ただ、散々迷惑を掛けた犯人が何の罰も受けずにマッドサイエンティストロードを今後も突き進んでしまうのは頂けないな。
新旧様々なひみつ道具が出てきたのは素直に『なつかしいなぁ』と思えた。
総評
同じ監督と脚本で制作した鉄人兵団と比べるとどうしてもパワー不足を感じてしまうが、それでも新ドラ映画の中では構成、テンポ、キャラクター等どれも一定水準以上は越えているので、やはり映画スタッフはこの面子で固定して欲しい。
・・・さてここからは極一部の方向けのレビューを。
しずかちゃん、もう彼女の色っぽさは止まる事を知りませんね。今作でも強力掃除機で衣服(下着込)を破剥ぎ取られドラえもんにガン見される(ドラちゃん是非感想を!)と言う、どこぞの政府が企てている法律に真っ向から喧嘩を売るようなToLOVEるに見舞われたりともう大変♪
ゲストのジンジャーもおマセで世話焼きな毒舌ガールとしずかちゃんと異なるニーズで構成されており、体格も若干ムッチリでそこがまたよろしい。
そして二人に共通する事だが、ぶつかってコケる時に1瞬ふんばってみたり、狭い通路を通ろうとした際お尻をぶつけてしまったり、空気砲を撃つ時に身構えたり等、1つ1つの仕草にも不要ながらちょっとしたアクションを挟む(毛色は異なるが、京都アニメ等割と上質な萌えアニメを制作している会社が用いている手法)事で『可愛い躍動感』を生み出しておりそれがまたたまらない、嗚呼たまらない。