25.《ネタバレ》 奴隷制度の異様さと理不尽さはうまく表現されていると思います。 特に首を吊られている周りで淡々と生活を送る人々を映し出したシーンは長い分、異様さが際立つシーンでした。 内容が内容なだけにおもしろかったとはならず、 同じような作品が溢れている中で選ぶ作品とはならないかなという印象です。 再開時の家族は様変わりしてましたが、主人公自身ももっと12年間という歳月と奴隷生活という苦労をした顔にしといてほしかったな 邦題のセンスは× 結局、主人公は助かったが、12年という年月の間苦しみ、奴隷仲間を見捨て、家族の元へ 根本的な問題の解決は出来ず、主人公を含み、誰も夜は明けてないと思います。 【メメント66】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-02-03 00:22:42) |
24.《ネタバレ》 せっかく書いた、最後の望みとも言うべき手紙を、燃やしてしまわねばならぬ無念と絶望を、消えゆく残り火が表現していて。 こういう要素がもっとあれば、映画の印象をさらに強めるのでしょうが、本作にはあまりそういう「演出じみた要素」が無くって、「事実を事実として切り出してみせること」に力点が置かれているように思われます。事実がすでに充分、衝撃的だから、それ以上に何も付け加える必要は無い、とでも言うかのような。 もちろん、カメラは各シーンから滲み出る感情を、常に掬い取ろうとはしているのでしょうが、総じていうと、やや淡々とした印象にはなってます。主人公が何に希望を持ち、何に絶望したのか。悲惨な事象は画面上に次々に登場するけれど、だから見てて「道義的な問題」は感じるけれど、そこには主人公の心情が充分に投影されていないようにも思えます。 せめて、やがて壊してしまうことになる、ヴァイオリンと主人公の関係くらいは、もう少し深掘りしてもよかったのかな、とか。 特に、ラストで家族と再会するシーン。見せ方として、本当にこれで良かったのか? 家族の中に、赤ん坊を抱く見知らぬ男が一人混じっており、主人公はそれを見てどう思ったのか、そして我々はどう思うべきなのか。わたしゃてっきり、妻の再婚相手なんだろう、と思ったんですけどね。で、もし主人公も同様に思ったのなら(多分、そうではない気がするけど)、「実は娘さんの夫です」というオチは、ハッピーエンドを彩るちょっとしたユーモアにもなりえたと思うのですが。本作はここも淡々としていて、あいまいで、感情に訴えかけてこないので、「娘が結婚した」「自分に孫ができた」という事実の提示でしかなく、はたまた、妻が再婚していて主人公がカワイソウと思ったのはわたしの勘違いだったという事実の認識でしかない。ちともったいないラストだと思うのですが、勘違いした私が悪いんですか?? 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-05-06 15:08:13) |
23.夜が明けるのは100年以上先になるとはだれも考えてなかっただろう 【草のつるぎ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-18 16:06:23) |
22.重い話だけど見ておくべき映画だと思う。すべてに感謝したくなる。邦題がよい。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-01-23 22:03:48) |
21.こんな時代があったんですね…。映像で見るとより心が締め付けられます。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-11-10 17:32:35) |
20.差別は良くないよね。それでも、人は「区別」するんだよね。 アカデミー賞作品賞を獲った映画らしいけど、そんなにいい映画かなぁ・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-12-02 23:02:03) |
19.《ネタバレ》 あまりにも痛切な実話。 奴隷といえど人間なのに、虫けら扱いされていた現実に背筋が凍る思いをした。 今回スポットが当たった奴隷以外にも、奴隷の数だけ波乱万丈のドラマがあるんだなと確信した。 本作でアカデミー助演女優賞を受賞したパッツィー役のルピタ・ニョンゴの演技は、悲痛が伝わってきて見事なものだった。 【カジノ愛】さん [インターネット(字幕)] 6点(2017-05-09 20:58:00) |
18.黒人奴隷は可哀想だね、奴隷や差別はよくないね、っていうだけの何のひねりもない映画。 小学校とかの時、体育館に集められて見せられた反戦映画と同じ作り。その反戦映画でも可哀想な戦災孤児が出てきて、とってもとっても可哀想。だから戦争はダメなんだよ、って結論になる。まんまこの映画と同じ。これじゃ教材ビデオを見せられているようなもんだ。 いや、教材ビデオとはいえよくできてるとは思う。実際見てたら、本当に主人公を含めた黒人奴隷は可哀想で仕方がない。奴隷制度なんてひどいなと思う。主人公には感情移入するし、ブラピに助けてもらって悪徳主人のもとを去る時はスカッとするし、心から良かったなと思える。 でもさ、お話としてこれでいいの? あまりに話がベタすぎやしないか? ○○が可哀想→だから△△はよくない というもはや、やりつくされて、手垢がつきまくった手法をただそのままやっただけ。 それじゃあダメだろう。 これがアカデミー賞っていうのも、わかりやすいなあ。黒人差別とかそういうのを扱えばこんなベタなのでも作品賞とっちゃうのだとしたら残念だ。 【椎名みかん】さん [DVD(吹替)] 6点(2016-07-23 22:32:59) |
17.黒人奴隷生活の残酷さを含めを比較的淡々と描かれている作品だと感じた。 奴隷制度がいかにナンセンスで酷いものかは多くの映画で語られていると思うが、これは間違って奴隷にさせられたということがテーマ。ただし、映画の内容としてその特殊性はそれほど強くないので、インパクトが凄く強いというわけではない。 それでも、丁寧に作られたいい出来だとは思う。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-12-14 00:27:10) |
16.《ネタバレ》 序盤何の説明もなく始まり、奴隷商人に捕まり南部に売られるという過程を唐突な展開にすることで、観ている観客に状況を把握させないという見せ方がソロモンにとってのそれとシンクロさせるようなつくりになっていた。また鞭打ち場面や首吊り場面に代表される観客にも苦痛を感じさせるような長回しも含め、全体的に説明を極力排除し観客にこの場を体感をさせるような映画だった。 ブラピのいいとこどりには少し違和感を感じたが、自国の負の歴史と正面から向き合った作品を作り、その作品がアカデミー賞を受賞するという事には懐の深さ、映画文化の成熟を感じた。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-07-30 16:36:27) |
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15.《ネタバレ》 映画の終わらせ方から、奴隷がどういう最後を迎えるのか想像させられる。この映画の主人公のケースは本当に特別に運が良かっただけだという事がひしひしと感じた。それにしてもブラット・ピットがあの役を演じているのが嫌味に感じたのは俺だけではないでしょう。 【ラグ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-01-21 00:39:08) |
14.《ネタバレ》 う~ん、アカデミー賞ということで期待して観たが・・。自由黒人以外の黒人は救いがない。ついこの前まで、これが現実だったんだよね。この白人の主人たちがどのような死に方をしたのかが、興味あるところ。それにしても、思うのだが、アメリカという国、戦争した後は、文化面に自己否定が混じった作品が評価される傾向があるみたいだね?ベトナムの後のニューシネマしかり、今回の3・11後の戦争の後のこのようなアメリカの自分否定の映画のアカデミー賞受賞、本当にこれもそう。 【トント】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-01-18 12:03:18) |
13.感動的な映画を期待したけどそれほどでもなかった 【マンデーサイレンス】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-12-11 19:42:59) |
12.《ネタバレ》 しっかりと丁寧に作りこまれた映画だけれど、心を揺り動かされるまではいかない。 たぶんそれは、予想の範疇に収まってしまう展開だからだろう。 奴隷制度がテーマの似たような物語は何度か見てきたので。 冒頭の回想シーンは、初見の黒人の区別がつかないこともあってわかりにくい。 もう一度見返したら何のシーンだったかようやく理解できるが、見返さないならかえって混乱するだろう。 時折挿入される回想シーンによって、拉致されるまでの生活がうかがえるが、家族で買い物するシーンも意味がわかりにくい。 見終わってから振り返ってみると、黒人の中にも階層があり、主人公も他の黒人奴隷のことを気にかけていなかったということを表したかったシーンなのだろう。 でも、セリフが足りないせいで妙に謎めいたシーンに見えて、主人公に声をかけようとした黒人奴隷が、その後の展開に関わってくるのかとか何か他に重要な意味があるのかと深読みしてしまった。 登場人物に自分さえ助かればいいという心情が随所に見え隠れするが、時代も時代で、実話ならそれが本音で仕方のないところか。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 6点(2014-11-25 19:58:55) (良:1票) |
11.とても悲惨な物語で共感できないはずのないストーリーなのに今一心に響かない不思議な映画でした。自分のことは棚に上げますが、この映画ではあまり感じられなかった自己犠牲の精神が感動のツボではないかと思います。 【ProPace】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-09-28 17:26:02) |
10.《ネタバレ》 奴隷税度という黒人に対するあまりにも理不尽な制度の悲惨さは理解できた。が、この制度に対する知識が全くない私がいけないのか、そんな時代に身分証明書を持たずに出掛けるってどうなの、とか、手紙1通で助かるならいくらでもやりようがあったんじゃない、とかどうにも感情移入ができない。期待していただけに、何とも平凡な出来にがっくし。史実だというので仕方のないことかもしれないが、もう少し演出や脚本で何とかしてほしかった。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-05-18 15:59:08) |
9.思った以上に感情移入できない作品でした。ただ痛さや非道さは伝わってきました。でも映画なら感情移入できないと面白いとはいえない。タイトルから助かるのがわかってる作品なのでそのへんも緊張感がなくなるのかなぁ。 【とま】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-04-21 06:01:03) |
8.《ネタバレ》 よくできた映画だとは思うが、自分が上っ面の知識しかないため、響くものがなかった。 特に感じたのが、カナダ出身で奴隷制度に真っ向から反対を表明している役のブラッド・ピットが、手紙を出すのをためらうのか。 頭でなく、感覚的に納得できなかった。 前年に作品賞を逃したリンカーンは伝記と異なる人間的な物語で親近感を持ったが、こちらはリアルな描写の積み重ねが逆に距離感を感じてしまった。 【三流】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-04-20 22:50:34) |
7.《ネタバレ》 まず全編に渡って繰り返される対位法による演出に目を奪われます。白人と黒人、豪華な暮らしと極貧の奴隷生活、主人公が奏でるヴァイオリンと主人が奴隷に振るう暴力、最初の主人が読み上げる聖書の箴言(?)と主人公を目の敵にするティビッツが歌う下品な歌、荒々しく回る水車のクローズアップと果てしなく広がる海と空の水平線。一方を美しく描写することでもう一方がひどくみすぼらしく見える、見事な演出だったと思います。 しかしストーリーに関しては、とにかく黒人奴隷への暴力の描写の生々しさが半端では無く、しかも延々と続くので、何と言うかとても疲れました。勿論、当時の奴隷制度の残酷さ、人を人と思わず家畜(Beast)と呼ぶ愚かさを伝えるためというのは分かるのですが、ちょっとでいいから映画として楽しい場面が欲しいというか、息抜き出来る場面が欲しかった様に思います。それに対して恐らく作り手は「だって当時の黒人の生活は地獄だったんだよ!その辛い生活をそのまま描いて何が悪い!」と答えるでしょうし、それも分かっているのでしょうが、なんなのでしょうね、それでも映画として楽しい場面を求めるのは私のエゴなのかも知れません。 終盤にヒッピー然とした格好で奴隷制度に反対するブラピが現れて全てを解決してしまうのも何と言うか……。この役をもしプロデューサーであるブラピが熱望して演じたのだとするなら、かなり自己愛の方向に行っちゃってる気がします。正直、「黒人奴隷のキリストの真似事して何様なの?」とイラっと来てしまった。 但し、脇役も含めて役者陣の演技はとても良かった。特に奴隷商人を演じたポール・ジアマッティと、人でなしの主人を演じたマイケル・ファスベンダーの二人は両者共に良い屑野郎を演じきっていた。中でも個人的に最高だったのが主人公を苛める小者を演じたポール・ダノ。この人、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の時もそうだったですが、そろそろ"ポール・ダノ"という役柄を確立しつつあると思う。こんなに情けなく泣く大人を見事に演じれる役者はそうそういない。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-04-14 15:55:35) |
6.《ネタバレ》 自由黒人が体験した地獄の12年間。実話に基づいた物語だが痛々しすぎる虐待シーン。こんなことがフツーに行われていたなんて…信じらんないやっ。「奇跡」としか言い様のない生還。米アカデミー最優秀作品賞受賞作。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-03-23 22:23:49) |