1.《ネタバレ》 意外だ。つい先日『るろうに剣心』の実写版を三本ほど観たのですが、同じ漫画原作の実写版としては『るろうに』よりこちらのほうが全然良かった!で、レビューの方はどうかなーと思って見たら、『るろうに』よりも評価が悪かったのが、意外だ。
一護や雨竜、チャド、織姫などのキャラクターのハマり具合はまあまあ…という感じでしたが、なんと言っても杉咲花さんの朽木ルキアはバッチリハマっていました!外見はまた全然違うのですが、演技というか振る舞いやその人の持つ雰囲気がドンピシャリでした。それだけでも見応えのある作品。級友の圭吾が高校生なのに老けすぎ問題はありましたが、ことあるごとに入る小芝居「(一護が)死んだ。かわいそうに…」というネタは三周目に入る頃には面白くなっていました。
どうしても最近見た同じ実写版の『るろうに』と比較してみてしまいますが、比べるとこちらのほうが無理してない感じで作られてると感じました。登場人物も最小限に、少し原作と変えているところはあっても見ていて破綻を感じない程度に落ち着いてみることができる。戦闘もCGほホロウや、対人間でも殺陣ばかりの目まぐるしい展開ではなく、ちょこちょこ大技や強い敵に圧倒されるといういい意味で大味な展開なのである意味アニメっぽく見ることができた。強いて言うなら一護の斬魄刀が安っぽいことや恋次と白哉のキャストミスでしょうか。そこははっきりハマってないと感じました。
原作を知ってる人でもそこまで抵抗なく楽しめる作品ではないでしょうか。私は漫画やアニメの実写がほとんど受け付けないタイプですが、これはそういう意味では一見の価値あると思います。