1.《ネタバレ》 一応、三部作これまで見てきたので、これも観ました。
評判が微妙なのは事前観測済みで期待せずに行きました。
話の最終的なオチは、まあ順当というか、主人公の心情的にそうするしかないわなという感じで了承。
ただ、面白くできそうなネタはいっぱいあるのにそれは全スルーして、そこに落としますかいという。
CGは、頑張っててソコソコかっこいい感じではある(ギドラの絶望感はまあまあイケてるかと)んですが、予算の都合で無難に押さえてあまりはっちゃけれてない感じでした。
前作もそうでした。
個人的な希望としては、やっぱり前作でハルオがメカゴジラと合体してゴジラ・アースとタイマン・バトルするとか、あるいは今作のテーマに沿ってハルオがあくまで人であることにこだわるのであれば、代わりに意識不明になったユウコが覚醒してメカゴジラとなって戦うとかですね(動いてほしいのは、実写のような、ちゃんと立ち上がって動く方です。メカゴジラは「レディ・プレイヤー1」のが断然動いてましたね……)、そうやってメカゴジラがメカ怪獣としてプロレスバトルできることにしておけば、本話では、地球・世界を守るため、仇敵であるゴジラと手を取り合って、しかも地球のモスラも合わせて共闘して、異次元怪獣ギドラと対決する!!! という激熱展開もできたと思うんですね。
実にもったいない;;。
あとはまあ、本作は主人公ハルオがほとんど状況に流されるまま腑抜けみたいになってるんですけど、それにしてもメトフィエス(櫻井孝宏)を筆頭に、みんなハルオを好きすぎるだろうという、ハルオおよび、豪華声優さま方を愛でる映画としては一聴の価値ありと思います。解説役の博士も超楽しそうに喋りまくってていい感じです。
というわけで、まったく万人にはお勧めできない、コンニャク問答しまくり映画ですが、マニアックな嗜好が好きな方には、ネタとして観ておかれても良いかなという、そんな感じの作品でした。