1.《ネタバレ》 『北斗の拳』風味の『クロコダイルダンディ』。今なお根強い人気のレジェンド漫画(アニメ)のパロディに、カルチャーギャップの笑いです。基本的に好みの味付け(のはず)なのですが、いまいち乗り切れませんでした。設定がカルトっぽくて意外とシリアスだったから?いいえ、原因は配役にあると考えます。はっきり言えば伊藤英明さんに難あり。役作りは注文通りで何も間違っていないと思うのですが、これじゃない感が最後まで払拭されませんでした。コメディはキャラクターが命。やはり主役を愛せないと厳しいものがあります。これは伊藤さんの演技力云々というよりコメディ慣れしていないことが原因ではないかと。長年かけて培われる役者さんのイメージも影響する気がします。そういう意味では、小澤征悦さんや山本耕史さんには全く違和感がありませんでした。勿論芸達者ってこともありましょうが。阿部寛さんなら勝平にぴったりだったと思いますが年齢が合いません。筋肉ありでコメディもいけるという点で考えると鈴木亮平さんも候補になりますが、ケンシロウ感は無いですかね。となると要潤さん以外に適役が思い当たりません。恐縮ですが筋トレお願いします。