58.《ネタバレ》 割りと有名なこちらの映画を初めて鑑賞。見やすくたいくつしませんでした。 しかし先日、「カットバンク」という少し似た雰囲気および内容の映画をみたのですが、こちらの方が内容がこっていて面白かったので、ファーゴに対しては既視感がありました。 カットバンクを観ていなければもっとおもしろく感じたかもしれません。 (点数は同じですが、カットバンクは6.5、ファーゴは6.0といった感じです) さらに、冒頭メッセージで実話だと思い込んでみていたのが、本当は実話ではないというのもマイナスポイントです。 でも、ぱっと観るには良い映画ではないでしょうか、時間も長くありません。 【ブリーバンデカンプ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-05-15 08:18:06) |
57.婦警さんの淡々とした演技には見入ってしまったし、主犯のランディガードの頭の弱そうな演技は迫真もので、チンピラ2人のそれぞれ異なる狂気にもぞっとさせられ、俳優さんたちは素晴らしかった。だけど物語の前提となる設定、あの知的障碍の夫が何故社長令嬢と結婚できたのか全く理解できない。あの社長だよ、有り得ない。だから物語の進展に全く共感も理解もできず、不思議な成り行きに身を任せていただけでした。繰り返すけど俳優さんたちはよかった。演技と雪の映像に6点。 【秋山】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-04-16 22:53:09) |
56.《ネタバレ》 二人とも「変顔」な凸凹コンビに妻を偽装誘拐させて、誰も血を流さずに無血で金をせしめようという算段だったけど、多くの血が流れちまう。淡々とした雰囲気と雪の銀世界が印象的。若きフランシス・マクドーマンド、気丈なる婦警を好演して米アカデミー主演女優賞受賞。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-10-19 23:51:12) |
55.《ネタバレ》 偽装誘拐が思ったようにいかない滑稽さを表現するドラマ性と、世間話をしながら淡々と仕事をする警察官の日常性がうまく絡み合った良作だと思います。特に最後の、アホ男たちの末路に対して、夫の3セント切手のデザインで心から喜べる様子、これがこの映画のメッセージの肝なのかなと思いました。 「変な顔」や「ヤー、ヤー」の連呼、「ハンバーガーとミミズ」などのユーモアは好きですが、全体としては、ちょっと苦手な映画かも・・・。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-03-14 15:02:51) |
54.《ネタバレ》 アマゾンプライムビデオで無料だったので鑑賞。 これといった印象はなく、翌年には忘れていると思う。 本作はフィクション。 ラストのテロップに「これはフィクションです」の文字。 でも、冒頭の「事実を忠実に描写」のテロップで、本作は昨今流行りのラストがウヤムヤという感じにはならないという安心感が生まれる。 これでオスカー獲ったんだから驚き。 因みに、本作のドラマ版が存在するが、そちらはもっと面白い。 ドラマ版の点数をつけると、参考「ブレイキング・バッド」が10点として、正直7、5くらい。 【クロエ】さん [インターネット(吹替)] 6点(2017-08-27 23:33:33) (笑:1票) |
53.淡々とストーリーが流れていく。コメディらしいけど、いまいち笑えないなー。淡々としすぎじゃないかね。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2017-01-09 18:29:47) |
52.混ざり気のない純度が高い脚本で短い上映時間でもシンプルに分かり易く、それで都合の良い展開にはならない。 と思ったらフィクションかい!演出にだまされた。 それにしても女性署長マージのやり手具合は印象的だった。妊婦なのにせっせとひとりで卓抜な直感とセンスで事件を追う。あまり類を見ないキャラだったな。 |
51.《ネタバレ》 寒々とした景色が淡々と進む物語にマッチングしててgood 物語本筋より朝起きて朝食で卵を焼こうとかローン会社にファックスしようとか、そういうやり取りの方が印象に残る映画です |
50.《ネタバレ》 あんまり実はこういうのは好きじゃないんだけども、「うお~ブシェミだ~」ちょっと久しぶりにこの人を観るような? 実話だとかいいながら、どこか現実味のないストーリー展開(後で調べたら実話じゃないしw)・事件解決は妊婦の警察官という人物設定が一種特有の雰囲気を放っており、アメリカ国立フィルム登録簿に登録されている(from wiki)というのも納得。コーエン監督らしさが満点の一作でゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-02-17 09:50:24) |
49.《ネタバレ》 「これは実話です」と冒頭から大層なBGMを流し、目撃者は変な顔と皆で言い、婦警は何となく犯人のアジトを見つけ、犯罪者コンビはちょっとした分け前で揉めて片割れをミンチ、という信じられないくらいの珍妙さとブラックユーモアのオンパレード。面白いのかつまらないのか分からないのに、どこかしら心の片隅に残る、そんな映画。そういう意味でコーエン兄弟の思惑通りかと。婦警を除いて、男達は自分のことで手一杯で他人を考える余裕がない。正に合理的で私利私欲に満ちたアメリカの縮図そのもの。後の『ノーカントリー』でも言えることだけど、「身の丈にあった当たり前の日常が一番幸せ」というスタンスを貫いていて、ユダヤ系らしかぬ幸福論が興味深い。 |
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48.好きなコーエンだけど、これはそこまで面白くない。 |
47.《ネタバレ》 ひたすら淡々と。映画的に映える魅力的な登場人物も出てこない。 何か起きるのかと思わせて何も起きない。普通に犯罪を起こし、普通に捕まるのが逆にサプライズ。 【Yu】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-05-26 10:57:21) |
46.世界的に評価の高い本作ですが個人的にはイマイチ。ダラダラと冗長な場面が繰り返されているだけのように感じます。ただ評価の高い作品の良さを何一つ感じれないというのは少し悔しいものですね、僕の鑑賞力がこの映画の良さを理解できるレベルに達していないという事なのでしょう。また期間を空けて鑑賞したい作品。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-12-31 15:31:05) |
45.《ネタバレ》 とある地方都市で起こった、矮小で碌でもない人間たちが巻き起こす本当に下らない事件が次から次へと連鎖的に広がっていって、最後はもっとも醜悪な現実へと辿り着く。最後、生まれてくる子供が希望なんだろけど、僕にはそれが言い訳がましく思えてしまった。こういう厭世的な作風はあまり好きではないけれど、ブシェミとストーメアの駄目コンビはやはり見応えがある。なによりその二人と一夜を供にした、地方の醜い女の顔がリアルで嫌だった。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-04-29 22:45:56) |
44.凄惨な事件にもかかわらず、それを感じさせないユニークさはコーエン節 |
43.《ネタバレ》 コーエン作品の中では、まだしもとっつきやすい。けど、見たことない料理食わされた気分。変な味だなあ、うまいかまずいかっていったら美味しくはないよなあ、みたいな。口に合うかどうか、がポイント。私にとっちゃ登場人物が一人残らずなんか変。穴だらけの犯罪を画策するディーラーも、身代金を値切る舅も、遺体を見てもミミズを見てもメシが食える妊婦の婦警もああ不気味だ。かどわかされた奥さんもさあ、無理でしょうがもちょっと落ち着け。この生理的な違和感、監督の思うつぼなのかしら。共感できたのはブシェーミのこの台詞のみ。「お前ら馬鹿じゃねーのかっ」犯罪者だけど、彼。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-10 17:56:16) |
42.色も空気感も不気味きわまりない。一度観たら、忘れられない・・・。実話とみせかけて、というのは嘘だよ、というのは後に知りました。してやられた。 |
【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-12-07 14:05:03) |
40.《ネタバレ》 どこか生々しい展開も役者の演技も上手く良く出来た映画でした。アップテンポではないがじわじわ負の連鎖に引き込まれました。ただ、後で調べたらどうも実話じゃないらしい。実話じゃないのに実話って最初に書く意味がわからない。実話という事にしているから全体的に地味なのでしょうか。妊婦警官のいらない話やラストはとても微妙でした。お金はどうなったの? 【雪駄】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-07-27 19:33:53) |
39.監督が何を言いたかったのかよくわからない映画でした。もしかしたら、ド壷にハマる人間を眺めるブラックコメディをやりたかっただけなのかもしれませんが、コーエン兄弟の映画にはコメディとは思えない度の過ぎた毒があり、最後に明確なオチやネタバラシもないため、「これは一体どういう映画だったのか」と自分の中で消化しきれない部分が残ります。脚本や演出の技術は非常に高いため、「よくわからなかったが、何か良いものを見たのだろう」という錯覚すら抱かせます。。。以上、全体の総括ができなかったため高い得点は付けませんでしたが、本作を構成するパーツは魅力的です。失態を重ねる無能な犯罪者と、さほど苦労もなく彼らを追い詰める田舎の妊婦所長(体を張って犯罪に立ち向かう一般的な警察像へのアンチテーゼ?)という構図からしてよく出来ています。一般の映画に出てくる犯罪者は頭のキレるプロフェッショナル揃いですが、現実的に考えると、頭の良い人間は犯罪に手を染めません。マトモな頭があれば、犯罪はリスクが高すぎることがわかるのです。よって、場当たり的に行動し、ちょっと考えればわかるようなミスを山ほど残していく本作の犯罪者は、ある意味で真を突いています。他方これに対する妊婦所長は、この手の映画にありがちなウルトラC級の推理などは披露しません。現場の状況から常識的に推測できることをつなぎ合わせ、それを辿ることで難なく犯人へと行きついてしまいます。殺人の現場に立っていてもランチやおやつの心配をしたり、捜査の過程でよその街に寄ることがあれば昔の友達に会ったりと、決して執念の捜査というわけではなく、また平気で人を殺す犯罪者への怒りを口にすることもなく、田舎のお役所仕事という側面が強いことにも独特のリアリティがあります。他にも、ガラスの外に現れた覆面の男を見ても状況が掴めず、誘拐犯が家に侵入する様子をボーっと眺める被害者のリアクションなど、映画としては掟破りだが確かにリアルだという描写が多く、監督達の鋭さには舌を巻きます。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-07-21 19:05:49) |