4.《ネタバレ》 ヘス宅が収容所の真隣にあるのが一番の驚きでした「ホントなのか、近すぎるよ」 これで子供達が湧いてくるであろう疑問「あそこから聞こえてくる声は? 何時も煙が出てるけど? 何をする建物?」にどう対応していたのか。これに対応するのは母親であってその存在が大きいかと。彼女の母親が一日で帰ってしまったのと併せてナチスが仕切るドイツ人でも価値観は一つじゃない事を思わせます。 庭の花々の煌びやかな色合いと収容所の茶色・灰色のくすんだ色。 壁一つ隔てた世界の対比が強烈な印象を残すのを見ると、やはり真隣なんでしょう。 |
3.予想以上に淡々と進む日常。人間は良くも悪くも環境に慣れてしまうんだな。一晩で逃げたおばあさんの書き置きを読んで、何を思ったのか。自分の日常、世界の動きについての関心・無関心について、改めて考えるきっかけになれば。 【noji】さん [映画館(字幕)] 6点(2024-06-28 23:14:43) |
2.《ネタバレ》 映画を見ていても、全然ワクワクしないし、ドキドキしないし、うっとりするような場面もありません。職業は特殊だと言えども、一般のサラリーマンにはありがちな転勤について、夫婦で話し合ったりしているだけです。普通でないことを象徴するようなシーンもなく、ただおぼろげに異変を感じさせます。すごく楽しみながら見ていたわけではないのに、スクリーンから目が離せませんでした。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2024-06-22 22:20:28) |
1.《ネタバレ》 約7か月ぶり2度目観賞。知ってるけど知らんふり。ユダヤ人虐殺が行われる収容所の壁一枚向こうで、優雅な暮らしをする収容所長一家を淡々と綴る。そのドラマ自体は何の変哲もなく、申し訳ないけども退屈極まりないよな。ちょっぴり皮肉すら感じる。時折、モノクロになってビビらせてくる。環状焼却炉、もくもくと立ち昇る人灰込みの黒煙。焼却炉の掃除と、虐殺された方々のお召し物等が積み上げられて、博物館の展示物みてえになっている最終盤は異様な印象を受けた。エンドロールで聞こえてくるオンナの悲鳴みてえなBGMは不気味すぎる。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2024-06-09 08:26:31) |