1.人類と怪獣の共生,がこのウルトラマンコスモスのテーマだが,本作はムサシの過去を描き,コスモスとの出会いを描く,というテレビシリーズとはひと味違った内容になっていた。ただ1時間半の長丁場を持たせるにはちょっと退屈なストーリーだった。脇を固める役者たちは皆結構うまい。赤井英和はドラマ「天の瞳」以来父親役がすっかり板に付いた感じだし,変な役をやらせたらピカイチの渡辺いっけいもさすがだ。風見しんごもなかなかだった。冬木透のスコアはウルトラセブン以来の傑作である。以上,息子も私も途中で飽きたが,収穫はあったので・・・。