5.《ネタバレ》 科学者の悲しい性で、自分自身で実験せねばと、やっているうちに、体がゴリラ並みに退化していってしまう。でも最後は愛が勝つ。そんな内容だが、この作品のキモは体が変化していく様子。当時は衝撃となったことだろう。これ以降、マイケルの「スリラー」や「ハウリング」などで出てくるおなじみの特殊メイクだ。もう一つの肝は幻想シーン。宇宙の誕生から地獄のイメージまで、様々な映像の嵐が巻き起こる。「2001年宇宙の旅」の映像に挑戦したという感じ。この映画、自分は人生初めての招待試写会で観た。その頃は主人公が冒頭のドラム缶の中で漂ってたりして、気持ち良さそうだなぁと思っていた程度。今、観ると、ウィリアムハートが出ていたりして、当時流行のB級SFとは違った風味の映画だった。 【トント】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-14 11:35:12) |
4.《ネタバレ》 いささかチャチであるが、作られた時代を考えればしょうがない。退化(?)という非現実性にリアリティを持たせたインテリ風脚本は評価。道具が使える原始人に退化したという設定であろうが、キノコがどうとか、水槽がどうとか、ディテールにこだわる作品ではないだろう。動物園のシーンはたいへん興味深かった。でもラストシーンにかけては意味不明、キューブリックの「2001年宇宙の旅」を意識したにだろうか?登場する主人公も作った監督も自己満足したいナルシシスト映画である。 【ぼぎー】さん 6点(2004-06-06 13:30:55) |
3.ある意味ホラーですよこれ。映像表現も相当に奇抜。こういう哲学的な話は好きですが、幻覚剤を用いることによって果たしてそのような事が可能なのだろうか、、、、。やっぱちょっと説得力に欠けますね。ラストも物足りなさが残ったし。まぁ、異色作であることには間違いないでしょう。 【あろえりーな】さん 6点(2002-04-29 12:59:23) |
2.着想がまず面白く、視覚映像もシュールでかなり凝ってはいる。しかしキノコの成分を抽出した幻覚剤を用いるなど、人間(=生命)の根源を探求するというには、肝心の科学的な裏付けがかなり曖昧で説得力に欠ける。折角の題材をK・ラッセルは上手く料理できなかったようだ。 【ドラえもん】さん 6点(2001-11-10 23:59:01) |
1.ケン・ラッセルらしい哲学的なSF映画です。水に浮かんでリラックスした状態で、人間の原始の記憶を探っていくっていうストーリーでした。ラストのオチが気にくわないけど、こういう分野を取り扱った映画って、これっきりって気がします。ウィリアム・ハートの出世作ってことで6点献上。 【sayzin】さん 6点(2001-08-02 17:15:06) |