5.《ネタバレ》 なかなか良い映画でした。最後に朋子を見送った後、サクラに寅さんが「と言う、お粗末さ」
と粋なセリフで終わりますが、それで、朋子さんの気持ちは良いのって思ってしまう。
ただ、寅さんは、やはり、自分に自身がないんだよね。朋子さんを幸せにする。
中井貴一と杉田かおるは、まだ、クセがない演技で、この頃が一番良い演技をしているのでは
と思うほど、田舎の若者を演じていましたね。
諏訪家はとうとう、家を売って財産分けしたんだね。その辺のとこ、もうすこし映画に活かすこと
ができればとか思うが、山田監督は、フーテンの寅の映画として割り切っているんだね。