2.《ネタバレ》 実はこの映画の舞台になったのは私の住んでいる町なのです。ロケの段階からそりゃもう町を挙げての大騒ぎってかんじで、今はすっかり観光の売りになっています。で、そんなゆかりのあるこの映画の感想ですが、ひいき抜きで結構楽しめた。何より3時間近くの長さを飽きさせないんだから、それだけでも十分すごいでしょ。ただ、特にこの地に住む私たちにとっては本当に身近な史実を題材にしているぶん、ひっかかるところがけっこうあったりもした。とはいえ、私も勉強不足で「ここは違う」とはっきり突っ込めないのがお恥ずかしいのですが。ってことでそんな私が突っ込むのは「豊川悦司がアイヌ人に化けてるとき、倭人の言葉を話した時点で疑問に思えよ」「爺さん油かぶって火だるまになっといてあれは軽症すぎだろ」「ええじゃないかのタイミングおかしいって」「殿様何も夜のうちに帰んなくてもいいじゃん」「そもそもアイヌの人との交流がかかれなさすぎ。シャクシャインの登場を今か今かと待ちわびたこの思い、どうしてくれる」ってことで、何だよツッコミどころ満載だよ。それでもこの点です。いやほんと、ひいきめなしで。