7.《ネタバレ》 アコムの『無人くん』などを手掛けたCMクリエイター・コンビが手掛けた初劇場映画にしては出演俳優陣が豪華絢爛、さすが電通が絡むと違いますねえ。なんせあのヴィニ―・ジョーンズまで引っ張て来てますからね、彼が演じたキャラは『スナッチ』とほぼ一緒でしたけど、荒川良々とコンビを組ませる発想が素晴らしい。ぶっちゃけてしまうと、出演俳優がほぼほぼ全員が怪演という壮絶さです。中でも阿部寛と岸部一徳は強烈過ぎです。両者とも今後どんだけ映画出演を重ねても、本作を凌ぐ怪演は見せてくれないだろうと確信いたします。ストーリーラインは五つのエピソード、と言ってもどれもぶっ飛び過ぎですが、交互に進行して最後に一応つながるという構成。下ネタも随所にちりばめられていて、初っ端が阿部寛と小泉今日子のラブホ・シーンからですからね。まあ意味不明なシークエンスも多々あった気もしますが、この手のスタイリッシュ系の映画は自分の趣味に合ったシークエンスやカットがどれだけ見つかるかが鑑賞のポイントでしょう。特筆すべきは浅野忠信と橋本麗華のシークエンスでの屋敷内部の造りこみが日本映画にしては珍しいぐらい高度で、生き返るたびに変わってゆく橋本の衣装とメイクには目を奪われました。 惜しむらくはどお贔屓目に見ても中盤でダレて来たことで、20分ぐらいは尺が短い方が良かったんじゃないかな。 【S&S】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-08-13 20:49:45) |
6.この作品を見て、岸部一徳(の鳩)が好きになりました。 【うろん】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-12-23 02:41:45) |
5.映像や音楽は良かった。場面、場面でカッコ良いよころも結構ある。でも話そのものはそんなに面白くなかったので、なんかせっかくの映像と音楽がもったいない感じです。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-02-07 14:35:57) |
4.レンタルするのに、とにかく苦労した一本。こんなことなら去年、映画館で観ておくべきだったかな。スタイリッシュでスピーディな、いまだかつてない邦画。音楽や映像の切れ味は抜群。それだけに、もう少し短めなら、更に切れ味とスピード感が増したかも。豪華キャストも見どころの一つ。そして豪華キャストでありながら、浅野忠信を十分に堪能できる作品でもある。浅野忠信の、“顔のゆがみ”が素晴らしい。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-09-04 09:42:41) |
3.中だるみはあったが、ラストにかけてよかった。新しい?ん~なんだろ。映画っぽくはないなあ。でも結構入っていけました。音楽とCMが印象に残った。浅野と岸部がいい味。 【蘭丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-02 23:17:03) |
2.《ネタバレ》 オープニングですか、浅野が帰ってきて冷蔵庫の牛乳を飲みながら振り向くと、そこには埋めたはずの・・・このシーンが凄く良かったです。下手なホラーなんかより怖くてショッキングでした。逆に言うとオープニングでガツンッと良いの食らったものだから、その後やや期待はずれ的な気分も出て、長くも感じてしまったかな。それと岸部一徳のハトにはちょっと泣けてきたかな。あと小泉今日子には、あんなに走るんだったらタクシーの方が良かったのではないかな。あれ、もしかして渋滞してたんだっけ?とにかくこの作品で彼女の新しい一面を見たような気もする。 【カズゥー柔術】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-11 11:42:51) |
1.へんてこりんでもあり、哲学的でもあり、ぶっとんでもあり、まじめでもあり、教唆的でもあり、自己満足的でもあり、ホラーでもあり、コメディでもあり、CMのようでもあり、プロモのようでもあるような映画、か・・・。複数の登場人物をクロスカッティングで描きながら折々に彼らを接触させていく手法で、カットのつなぎ方、場面転換は、かなり緻密に計算されておりますね~。CG、ポップなミュージックなどもイヤミというわけではなく、風変わりなイメージの中に日常を感じさせるといったような感じで、執着から開放されたときの、すがすがしさ、潔さ、悲しみなど、それらをさらりと表現しているあたりは、なにか可能性を感じさせてくれます。関口現、多田啄、彼らが文芸大作を撮ればどんな映画に仕上がるのか、是非見てみた~い、です。 【彦馬】さん 7点(2004-10-01 10:28:36) |