30.《ネタバレ》 冒頭、ムーンリバーが流れるなか、オードリーがティファニーの前でデニッシュを食べ始める、もうこの時点でおしゃれ感満載。ムーンリバーをギター弾きながら歌うオードリー、可愛すぎる!!猫ちゃん、猫ちゃん!! ほぼこれだけを見る映画です。そう、恋愛映画なんて筋や深い考えなんて要りません。特に今作は、原作とは全く別ものに仕立てられているので、考えずにオシャレな感性だけで見るのがいいんです。いろいろ考えたい方は原作を読めばいいんです。でも旧訳も村上春樹の新訳も微妙ですけどね。 日本人の描き方はさすがにあれですが、この映画が撮られたのは1960年。終戦15年で敵国の人間を出すだけえらいもんだと思っておきましょう。原作に見られるゲイっぽい描写は、当時のハリウッドの雰囲気から削られています。ポリコレ必須の現代とはずいぶん違いますよね。 ただ、正直言うと、このころオードリーは出産してますし、ちょっと老け始めが見られるのでローマの休日ほどの神々しさはだいぶん薄れてます。あと、字幕もちょっと引っかかる。映画では「ラット」と「マウス」を使い分けてるんですが、字幕ではいっしょくたに「ネズミ」とかね。 【えんでばー】さん [映画館(字幕)] 7点(2024-05-10 07:41:02) |
29.《ネタバレ》 1960年生まれの私にとって、ヘプバーンの映画は中学生くらいからTVや名画座(3本立てで低料金)でよく見た、 華麗で、まじめで、しなやかで、強さのある女性 のイメージだった。 この映画、1978年18歳でTVで初めて見た。その時は「なんでこんなはすっぱな女をあのヘプバーンが?!」だった。 ちょっとショックを覚えたのを記憶している。 それと、1970年代の映画と勘違いした。つまりは「今のヘプバーンさんはあんなにかわいい!」ともね 画面よく見りゃ気づくのにね。車は古いし、NYなのにアフロもヒッピーもいない、黒人も出てこないんだからね 1970年代にこの映画が撮影されていたら、ちょっと犯罪映画ぽくなるだろうな。 音楽もラロ・シフリンかも ただ18歳の若者には、窓枠でギターをつまびくヘプバーンにもうやられてしまった。 おかげで私のヘプバーン映画NO.1はこれである。 家族で見ていて、冒頭のティファニー 母が「あの宝石店か?お前が出世したら連れてって欲しいわ」と笑っていたのが記憶にある。 今年亡くなったけど、オカンNYで3回買ってやったから覚えといてやー この映画のおかげで、NYに行けば必ず寄る店になった(とはいえそんな高価なものは買えない、2Fの食器セット程度だ) この映画がネットでも見られ、よく放映されるようになり、改めて「エエオンナやなぁ」と思う私も大人になったもんである 原作は読まない方が映画のイメージをつぶさない。文字で書き起こせば、原作も映画も「悪女」そのものであるからね。 そんな悪女を、エドワーズ監督がじつにうまく撮っている。カワイイヲンナの魔法がかかっているんだよ。 ゴライトリーちゃん わがままだけどかわいいんだよ 男がほおっておかないよぅ CATも飼いたいよう というおっさんの妄想映画ですが、良い映画ですよ。 【亜輪蔵】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-09-13 12:00:48) |
28.盛り上がりのない、やや退屈な映画でした。それでも最後まで観てしまったのはやはりオードリーの女神のような美しさのせい。相手役の男に魅力がなく、ラストあたりでようやく面白くなった感じ。それまではオードリーヘプバーンの妖精のような美しさでなんとかもったかな。それでもラストの雨のシーンはステキでした、猫を抱いての2人のキスが良かったです。 【ドテカボ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-12-20 20:28:46) |
27.いや~ なかなか良かったです、ストーリー展開も期待以上でした..有名な冒頭シーン、すばらしい演出ですね~ 主人公の生き方、物悲しさが伝わってくる、正に “名シーン” でした..脱帽です... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-09-25 12:58:03) |
【なますて】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-25 13:19:49) |
25.《ネタバレ》 ヒモだったのにちょっと小説が売れて若い女に惚れたら冷徹に金持ち女を切り捨てる( しかも最後は皮肉付き)ポールにも、奔放で自分勝手すぎるホリーにも、まったく感情移入できません。ミッキー・ルーニーの日本人も鬱陶しいし。それでも、あのラストシーンと楽曲だけは素晴らしい。見終わった後、なんとなくいい映画を見たような気になってるから不思議です。(ということは、いい映画なのか?) 【KYPA】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-20 23:17:47) |
24.《ネタバレ》 窓に腰かけムーンリバーを歌う、これだけで7点はつけたい。 【午後のコーヒー】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-13 22:05:30) |
23.《ネタバレ》 淡々と続く物語をボーっと観ていて、「オードリーが出てるだけの映画かぁ」と思いながらエンディング間際、オードリーが発した「Where is the cat?」の台詞、これがこの映画を凡作から魅力のある映画へと変えた。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-22 10:57:35) |
22.《ネタバレ》 この映画を、ネコたん中心に見てた人は、きっと私以外にも沢山いるハズ。「うわー、ちゃんと起こしてる・・・飛んだぁ・・・袋覗いてるぅ」って。麗しのネコたん。でも、ネコたん視点で見ると、意外にも映画の姿が見えやすくなってくるという。オードリーの役は、このネコたんに象徴されているんですよね。オードリーにとって男はみんな単に糧を運んでくるネズミ。でも男にしてみればオードリーは捨てネコみたいな存在。奔放に生きてるつもりでも、結局は自分の居場所を見つけられない。そんな迷いネコを、優しく包んでくれる存在が必要だったのですね。あの名無しネコたんこそが、オードリーの本質だったのだぁ、と思う私でした。 【あにやん🌈】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-03 12:30:34) (良:3票) |
21.《ネタバレ》 オードリーの映画の中でも有名な本作ですが、映画としての出来はともかく、オードリー全盛期の姿を堪能出来るのだけは間違い無いところです。 と言っても私は好きな映画なのですが、万人受けするような内容ではないと思いました。 ヘンリー・マンシーニの音楽に助けられている部分はかなり有ると思う。 しかし、この映画でのオードリーは輝いています。 「ムーン・リバー」を歌う場面もそうなのですが、愛する弟を事故で亡くして号泣する場面などは、こちらも見ていて胸が詰まりました。 余談ですが、主人公ホリー(オードリー)の兄弟であるフレッドは、ビデオ版では「弟」と訳されていましたが、DVDでは「兄」と訳されていました。 この場合、弟の方がしっくり来るのではないかと思いましたが。 それと、ビデオ版では、あの変な日本人(ミッキー・ルーニー)の台詞の字幕は、何故か関西弁で訳されているのです。 翻訳した人も、あの変な日本人でかなり遊んでいるという事でしょうか。 |
|
20.「ティファニーで朝食を」は子どものころから知っていた。でもティファニーが5番街にある宝石店だということは映画を観て初めて知りました。ラストのずぶ濡れのシーンが印象的です。オードリーが着ていたコートに憧れたなあ。原作者のカポーティはジョディ・フォスターを「彼女こそホリーだ!」と仰ったそうですね。それほど原作と映画ではホリーのキャラクターがちがうのでしょうか?でも私にとってはやっぱりホリーはヘプバーンしかいないなあ。「ムーンリバー」は名曲です。 【envy】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-07-18 23:14:02) |
19.槇原敬之の「どうしようもない僕に天使が降りてきた」を初めて聴いた時、この映画の ワンシーンが脳裏をよぎりました。「トルーマン・カポーティ原作」ティファニーで朝食をとして観ちゃうと、何かとイチャモン付けられそうだけど、オードリーの「ティファニーで朝食を」として観る分にはそれなりの作品になってますよね。でも皆さん、ヒロインの職業がコールガールだってこの映画を観ててわかりました?俺にゃ彼女が何を生業にして生きてる女性なのか、何回観ても実体が掴めないんだけどなあ。そこらへんが奥歯に物がはさまってる感じで、何となくもどかしくなってしまう映画ではあります。 |
【taron】さん 7点(2004-10-15 22:09:18) |
17.おしゃれな映画といえばこれ。このヘプバーンは完璧な女性像のひとつではないかと思うほど好きだ。日本人は寒いけど…。 【ぷりんぐるしゅ】さん 7点(2004-09-19 23:26:58) |
16.《ネタバレ》 「旅行中」のホリーのキャラクターが好きだったけど、原作とは違いハッピーエンドとは。びっくりした。こっちの方がウケがいいと思ったのかな。それでもなかなか感動した。実際、ティファニーで朝食をとっているシーンを映像にすると、やっぱり違和感があるけど。 【揺香】さん 7点(2004-07-16 13:28:00) |
15.やはり気になるのは原作との違い、いやあ、何だかオシャレになっちゃったねえ。やはり映画にするには原作のテーマ「自由」にある程度形を与えねばならなかったのか。わかり易いが、原作の幻想味は消えて無くなり、やや張り合いがない。勿論原作を忠実に映画にしなければならない訳ではないが・・・。この映画の魅力は何と言っても音楽! オードリーが(某映画とは異なりちゃんと自分で)歌う「ムーン・リヴァー」、これはこれで確かに印象に残る曲なのだけれど、ここはやはり映画音楽全体に耳を傾けたい。まさにヘンリー・マンシーニの面目躍如、時に美しく、時にモダンなその響きは映画に絶妙にマッチし、確かに存在感はあるが決して邪魔にはならない。音楽だけで本作を数ランク上の映画にしていると言っても過言ではない!とまで言えばさすがに過言か。いやまあ、そのくらい、素敵な音楽だと思います。それにしてもユニオシさんって・・・男前だなあ(笑)。 【鱗歌】さん 7点(2004-07-03 23:53:15) |
14.私はオードリーと言えばこのホリーを思い出す。アン王女もいいが、このホリーにより強く惹きつけられる。 都会で自由を謳歌しているように見えるが、その華やかさとはうらはらな孤独。 大人になりきれない危うさと、したたかさと純粋さを併せ持つ、この繊細な役を魅力たっぷりに演じている。 ラストはカポーティの原作どおりにしたら、あるいはもっと余韻の残る名画になったような気がしないでもない。 【poppo】さん 7点(2004-04-22 15:42:30) |
13.小説がどう逆立ちしても取り入れられないもの・・・映像と音楽・・・映画がどう逆立ちしても表現できないもの・・・表情などには出ない心の動き、憶測など・・・ということで両方に接した私としては引き分けの点数になってしまいます。オードリーは可愛いしニューヨークの風景の映像は綺麗だし音楽もいいけれど、売れない作家の胸に去来するものを描ききるのは映画では所詮無理です。新潮文庫の訳者の解説も映画の結末が現実的に終わる残念さを指摘していましたが、原作では原作者の分身である語り手ポールは映画の中ほど理屈っぽくなく、主人公ホリーの生き方をもっと尊重しています。また、作家として成功した後に昔出会ったホリーのことを回想して書き、彼女のおかげでまた売れる小説が書けたみたいな変な整合性まで原作にはあります。ところで、例の日本人は本当に気持ち悪いですね。あんな出っ歯の人は日本でも珍しいと思いますが、小説の舞台は1943年、真珠湾攻撃の約1年後、太平洋戦争がたけなわだった頃です。 【かわまり】さん 7点(2004-03-06 02:26:46) |
12.プチ衝撃な話なのだけど、原作者のカポーティは、この物話の主人公は、マリリン・モンローをイメージしていたらしい。全く違う雰囲気のオードリーがキャスティングされた上、作品自体の出来も作者としては納得出来ず、「この監督は愚鈍な奴だ」と言い切ったとか。あと、日本人の描写。私は普段は愛国心なんて特にないのに、こういうあまりにもアレな描写をされると、ふつふつと怒りが沸きますね。でも一応、後になって監督は、このいい加減な日本人の描写に対して、「理解不足だった」と謝罪はしてるんですよ。そりゃ、当然さ。この映画は、オードリーの可愛さだけかな、と思う。彼女の醸し出す雰囲気は良いですね。マリリン・モンローのような女優ではこんなシックで小洒落た雰囲気は出せないはずです。もしそんなセクシー路線に走っていたら、全然違う映画になっていたでしょうね。 【ひのと】さん 7点(2003-12-21 16:53:50) (良:1票) |
11.何度観ても、オードリーの美しさや可愛らしさに驚嘆のためいきがでてしまう。あやうく、もろく、あさはかなホリーが、オードリーが演じたとたん、可憐で魅力的でお手本にしたい女性に見えてしまうところが、すごい。舞台であるティファニーのお店の前を行き交う、ゴージャスな人々も、チェックしているとなかなか面白い。個人的には、ホリーではなく、ポールを囲っていた奥様に感情移入してしまうので、ポールに別れ話を持ち出された彼女が、精一杯の虚勢を張って、すがりつくまいとしているのが可哀想で痛々しかった。ヒモ男でなくなったポールと、前科持ちになったホリーが、今後きちんと生活していけるとは思えないが、ムーンリバーの音楽にのせられて、ラストシーンで「良かったねぇ」と思ってしまう。古き良き傑作映画ではあると思う。 【ルクレツィアの娘】さん 7点(2003-10-28 21:07:11) (良:1票) |