やさしくキスをしてのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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やさしくキスをして

[ヤサシクキスヲシテ]
Ae Fond Kiss...
(Just a Kiss)
2004年ベルギースペイン上映時間:104分
平均点:6.62 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-05-07)
ドラマラブストーリー
新規登録(2006-04-24)【ぐるぐる】さん
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監督ケン・ローチ
脚本ポール・ラヴァティ
音楽ジョージ・フェントン
撮影バリー・アクロイド
配給シネカノン
あらすじ
カトリック系の学校で音楽を教えるロシーンは、ある日パキスタン系のカシムと出会い、たちまち恋に落ちる。しかし、民族も宗教も異なる二人の間には多くの“壁”が存在していた。巨匠ケン・ローチが“9.11後”のあり方を問う、ラブストーリー。
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2.《ネタバレ》 宗教とは一体何なのか。人を苦しみから救い心に安らぎを与えるものでありながら、それで苦しむ人々もいるし、違う信仰の者や国が互いを憎み合う原因にすらなってしまう。本作で描かれる家族と愛し合う2人も互いに平行線をたどるばかりで理解し合えることは難しかった。しかし誰も責める気にはなれなかった。本作に出てくるような家族や小さなコミュニティも、国際社会も、本当に難しい問題です。タイトルだけ見ればやさしいラブストーリーのようですが、他のケン・ローチ監督作品にも見られるように、描く対象への愛おしさが感じられながらもズシリと見る者の心に訴えかける力を持った、強く愛し合う2人を描いたラブストーリーであり家族のドラマでした。
とらやさん [DVD(吹替)] 7点(2011-05-05 20:43:25)
1.ケン・ローチが得意とする下層階級ものではありませんでしたが(むしろちょっと上)、高いハードルと越えられない壁があるのはいつも通りでした。時代に緩和され共同体に違和感を覚え始めた新世代と歴史を苦労して生きてきた人間との摩擦がありありと描かれています。幸いにも人種や宗教問題などと無縁で呑気な日本人である私には理解し難いことでしたけど、若者の自由奔放さが束縛されたり敬遠される世代間の衝突は次元が違えどよくあることで、囚われにもどかしい気持ちになります。そしてその呪縛がどんな困難な障壁であれ愛で突き崩すあたりにケン・ローチのヒューマニズムを感じます。瑞々しい生身の生命力あふれる人間を描かせたらローチの右に出る者はないでしょう。彼の作品を観るといつだって胸に突き刺さるような思いがします。それからカシムやロシーンを演じるのはやっぱりほぼ素人俳優さんなんでしょうけど、どこか現代性の雰囲気があり慣例との不釣合いを醸し出すので良いですね。
ミスター・グレイさん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-24 17:17:28)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.62点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5112.50%
6337.50%
7225.00%
8225.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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