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少年H

[ショウネンエッチ]
2013年上映時間:122分
平均点:5.92 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-08-10)
ドラマ戦争もの小説の映画化
新規登録(2013-06-04)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
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監督降旗康男
助監督杉山泰一
キャスト水谷豊(男優)妹尾盛夫
伊藤蘭(女優)妹尾敏子
吉岡竜輝(男優)妹尾肇(H)
花田優里音(女優)妹尾好子
早乙女太一(男優)オトコ姉ちゃん
小栗旬(男優)うどん屋の兄ちゃん
佐々木蔵之介(男優)久角教官
原田泰造(男優)田森教官
國村隼(男優)吉村さん
岸部一徳(男優)柴田さん
でんでん(男優)校長
神保悟志(男優)
前野朋哉(男優)爆撃機を見つける青年
濱田岳(男優)看板屋
山谷初男(男優)うどん屋の主人
渡辺宜嗣(男優)
山中崇史(男優)
井上肇(男優)
原作妹尾河童「少年H」(講談社文庫刊)
脚本古沢良太
音楽池頼広
浅梨なおこ(音楽編集)
製作市川南〔製作〕
平城隆司
テレビ朝日(「少年H」製作委員会)
東宝(「少年H」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「少年H」製作委員会)
朝日放送(「少年H」製作委員会)
朝日新聞社(「少年H」製作委員会)
講談社(「少年H」製作委員会)
製作総指揮早河洋
配給東宝
作画橋爪謙始(画コンテ)
美術中澤克巳
尾関龍生(装飾)
編集阿部亙英
録音柿澤潔
柴崎憲治(音響効果)
その他NHK(協力)
東京現像所(協力)
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5.2014.09/17 鑑賞。故郷の神戸が舞台で親しみを感じる。
ご自由さんさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2017-07-28 23:26:39)
4.《ネタバレ》 映画化すると聞いたときは、あまりにも有名な原作なので「えっ、今さら?」と思ったものだけど、原作の良い部分と悪い部分をしっかり汲み取って再構成しているので、見やすく仕上がっていた。水谷豊の父親役は見事にハマっており、前半のユーモアさが逆に後半の戦争描写の悲しさや虚しさを強調する良いアクセントになっている。公開当時あまり褒めている人がいなかったけど、神戸空襲のシーンは劇場で見たらかなり迫力があったし、特に焼夷弾の描写はしっかり描きこまれていたように感じた。また空襲後の廃墟になった町並みにも「あー、これを見たらあの常識人のお父さんもおかしくなっちゃうだろうな」という説得力があった。
ドラりんさん [映画館(邦画)] 7点(2015-08-21 21:03:26)
3.《ネタバレ》  お父さんが、クリスチャンで外国人と付き合いがあるためか、随分と進歩的な人だが巧く立ち回る事もできる人。だが、そういう人でも或いはそういう人だからなのか、次第に軍国主義的な世間に飲み込まれていく様や、敬虔な信者だったお母さんもいつの間にか「銃後の守り!」などと叫ぶようになる様が、世間の趨勢の恐ろしさを感じさせる。

 一方、鬼の教官で中学生を本気で殴りつけた男が、終戦後にそんな事忘れてしまったように「質屋をやる」などとヘラヘラしているのを見ると、人というのは、いや、大人というのはいい加減に生きてるものだと思わされる。
 しかし考えてみると多くの他の家族は、お父さんを兵隊にも取られず誰も死ななかったこの家族より、えらく酷い目にあっているわけで、戦後の生きるための変わり身など、仕方のない事なのかもしれない。
 木製部分が焼けただけで商売道具が稼働できた仕立屋と、戦災住宅に入れた家族など幸せの部類に入るような気もしてくる。

 但し、今更「戦争は悲惨です。争いはやめましょう」的な物語を見せられても、もうお腹いっぱい(自分的にはおよそ40年分)である。この少年が、これだけの社会の転換で何にどの様に希望を見出して、自立の道を選んだのか?という部分について、ちょっと判りにくさを感じてしまうのだ。
 例えば、この話を見ると思い出すのだが「瀬戸内少年野球団」の少年少女達のような、熱中する対象・恋い慕う気持ちによる生きる希望のようなものを、感じられたら良かったのかも知れない。

 ところで、ここでもはやり「動物と子供には勝てない」法則にやられてしまった。疎開に行く前の「晩餐」の時と「戦災住宅」での白米を巡る諍いの時の妹の泣きには、妹の兄としては胸を裂く。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 7点(2014-10-26 23:44:03)
2.模範的、って言葉は、言い得て妙って気がします。実際は戦争映画というよりも、妹尾少年を通して、冷ややかに見た激動の時代っていう作りにされていますね。その少年の視点を育てる根幹に父親のバランスの取れた思考、思想、信念がある、というところなんでしょうね。始まる前はもうちょっと家族全体から見た時代って感じになると思ってましたが、その辺りが整理されていたのは非常に良いと思います。こういうのって、フランス映画やドイツ映画には結構ある類の映画なんですが、そういうのを日本でもキチンと作れるようになったんだなぁ、と感心しています。残念なのは、やはり盛り上がりの波がかなり手前に置かれたというところでしょうか?構成上、この辺の作り方はもっとやりようがあった気がしますね。
最近のテレビ局出資の映画で、こうした質の高さを作るのは、テレビ朝日系列局ばかりで、その意味では汐留や赤坂、お台場の局はヒットはしてるものの、質の面では…ってのが多いので頑張って欲しいものです。
奥州亭三景さん [映画館(邦画)] 7点(2013-09-04 03:03:40)
1.《ネタバレ》 きわめて模範的な戦争映画だと思います。戦争によるたくさんの理不尽さが少年Hの目を通して描かれます。
画もきれい。よくあの街並みを再現できたものです。

残念なのは、Hの周囲の人々が「まともな」人間ばかりというところ。両親も友人も彼を助けてくれた教官も。あれだけ声高に叫んでいたら、少年といえども凄まじい迫害や暴力を受けた時代なのではないか。
子供向けの戦争映画という印象を受けましたが、スクールカーストとやらにさらされている現代の子どもたちに、「この程度」のいじめでこの時代の不条理さが伝わるのか、若干疑問です。
denny-joさん [映画館(邦画)] 7点(2013-08-25 14:42:35)
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 5.92点
000.00%
100.00%
200.00%
314.17%
414.17%
5833.33%
6625.00%
7520.83%
8312.50%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review2人
4 音楽評価 6.00点 Review2人
5 感泣評価 6.50点 Review2人
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