15.《ネタバレ》 特に日本ではフォー・シーズンズがあまり有名ではなかった点が致命的でしょうか。日本で1960年代といえばやはりビートルズ、ビーチボーイズ、サイモン&ガーファンクルあたりでしょうか。私自身ギター経験が長く、オールディーズやロカビリーが好きでしたが、やはりプレスリーやバディ・ホリーの次はビートルズで、フォーシーズンズは”名前は知ってるけど・・”という程度でした。 イーストウッドが作った映画と相性が悪い私ですが、本作は割とすんなり入り込めました。序盤が少々速足&わかり難い感じもありますが、メンバーが出所してからは割と落ち着いて見られます。デカルト(クリストファー・ウォーケン)が最初から良い味が出ていて流石でした。要所要所にしか出てきませんがその全てが素晴らしかったです。 ストーリーの骨格はよくある”ミュージシャンの伝記もの”の定番で、むしろかなり表面だけなぞったお手軽な感じに仕上がっています。いや、あえてそう仕上げたのか、普段のイーストウッドのように馬鹿正直に重たい流れにしていたら見るのがしんどかったかも。ある意味全く深みが感じられないおかげで割と見やすい映画に仕上がっています。(怪我の功名?それとも意図的?) フランキー・ヴァリ(ジョン・ロイド・ヤング)が魅力的で映画を引っ張ります。背が低く序盤からかなり子供っぽくてなんだか頼りない感じですが、キリッと整った眉毛と歌声は魅力的でどんどん引き込まれます。「君の瞳に恋してる」のオリジナルが彼らのものだったのにはチョット感動。ディスコバージョンも有名ですが割とスタンダードの名曲で、文句のつけようがないパーフェクトなラブソングです。 心に残るほどの映画ではなかったですが、及第点以上は十分与えられる無難な作品だと思います。 【アラジン2014】さん [地上波(字幕)] 7点(2024-08-31 15:37:31) |
14.《ネタバレ》 米国では評価が低い作成。何故なんだろう。ストーリーは、テンポ良く進んでいるし、泣かせの場所もある。難点は、ミュージッカル部分が、物切りでのれないぐらい。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-21 11:18:21) |
13.《ネタバレ》 ボヘミアン・ラプソディを観た後に、音楽系の映画が見たくて、探したところHuluで発見したので見た映画。 まあ、正直この手の映画はボヘミアンもそうですが、どの映画を観ても似たり寄ったりなストーリー展開。 成功と挫折を味わってハッピーエンド的な展開、想像通りの内容で、まあ、それが見たくて見てるというところがあるのですが。 あとは、曲がいいか悪いかの差になってくるのですが、なんだろう、個人的にはクイーンの曲の方が好きなのに、 映画的にはこちらの方が好きでした。 やはり、イーストウッドの演出力なのか、こちらの方がテンポよく最後まで観れた気がします。 【シネマファン55号】さん [インターネット(吹替)] 7点(2019-01-08 13:33:07) |
12.グループ解散はなるべくしてなったように思いますが、「君の瞳に恋してる」がこんなに古い曲だとは知りませんでした。ディスコ調でなくてもイントロから背筋がゾクゾクしてきました。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-08-17 22:55:43) |
11.ボブが加入するときの即興での音合わせ。音楽好きにはぞくぞくするような瞬間だよね。いろんなメンバーがそれぞれの場面でそれぞれの視点で思いを語っていくという手法は面白かったが最初は誰が語ってるのかよく分からなかった。これは元になっているミュージカルの演出そのままなんだね。ストーリーとしてはよくある成功とすれ違い、解散の物語で意外性のないものだったが、よく知っている曲やハーモニーの美しさでいい映画に仕上がっている。好み40/50、演出9/15、脚本8/15、演技9/10、技術6/10、合計72/100→7/10点 |
10.《ネタバレ》 2016.05/10 観賞。若かりし頃のヒット曲満載。“フォー・シーズンズ”の伝記らしいがこんなグループだったとはビックリ。イーストウッド監督がこのような青春音楽を作るとは・・。しかも戦争ものの”アメリカンスナイパー”と前後して。 【ご自由さん】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-05-10 15:51:26) |
9.《ネタバレ》 終った直後とても気持ちよくなれた! が、観てからしばらく時間が経ってしまったので、結構記憶が薄れている…。退屈は全然しなかったんだけど、ストーリー自体はそんなに特徴的なものではなかったからか。低音ボイスの人が一番好きだったな。我慢していた思いのたけをぶちまけるシーンは可笑しかった。コメディテストで笑えるのは楽しくて良いんだが、逆に話に緊張感はなかった。ヤクザっぽいウォーケンさんが味方だったら怖いものないよね。 何より、やっぱり「君の瞳に恋してる」の初披露シーンは上がった!名曲!! エンドロールも素敵で踊りだしたくなった。良作!! 【すべから】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-05-21 01:34:04) |
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8.グループ結成から解散までの展開は、もうよくありがちなもので、グループに思い入れのない日本人にはどうなんだろうと思うが、馴染みの曲と華やかなステージによって救われている感じ。大甘で7点。 【noji】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-03-29 20:53:04) |
7.《ネタバレ》 ザ・フォーシーズンズについては、名前は知っている程度であったが、出てくる曲の大半は耳にしたことがあり、出色の才能を持ったグループだったことを再認識させられた。イーストウッド作品としては異色な部類に入ると思われるが、恐らく本作は監督が肩肘張らず、自分も楽しめる映画として撮ったのだろう。あの時代に生きた若い才能がどのように開花していったか、そして当然の帰結ともいえる苦悩と葛藤を、名曲の数々と60年代のショービジネス界の実態にからめて上手に構成していたと思う。特に終盤の「君の瞳に恋してる」の誕生から、数十年を経てのグループ再結成、そしてラストの大円団までの構成は秀逸で、鑑賞後は爽やかな余韻を残すことに成功している。 【田吾作】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-02-28 11:25:04) |
6.《ネタバレ》 ショービジネス業界版『グッドフェローズ』のような印象。 華やかなショービジネスの裏側を見せてくれる作品です。フォー・シーズンズがどれだけの存在だったのかがあまりわからないのですが、曲は良く知られたものが多かったので楽しめました。 【TM】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-02-22 22:50:37) |
5.《ネタバレ》 重苦しい作品の多いクリント・イーストウッド監督、打って変わって今作は音楽映画。伝説の4人グループ「ザ・フォーシーズンズ」の栄光と挫折。誰もが知る名曲の数々を聴けただけで満足できました。「君の瞳に恋してる」のサビで大盛り上がり、文字通り劇場空間に。でもやっぱりシェリベイベ。まさにカエルの鳴き声、あのセンターボーカルは声変わりしない性分らしいですな。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-31 20:59:51) |
4.最初この声どーなの?って部分はあったけど徐々になれてくる。 でもこの4人のハーモニーであってこそかなぁと思います。 【とま】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-11-02 14:25:50) |
3.《ネタバレ》 エンタテイメントに対する、監督の敬意を感じた。あのマフィアによる仲裁のシーンで、ニックやボブがトミーのだらしなさをここぞとばかりに言い立てたあと、フランキーはニックに対して「音楽に対して真摯でないのが残念だ」とだけ言うんだよね。それまで、ニックへの評価を曖昧にしてきたフランキーのこの言葉にこそ、監督がいかにエンタテイメントに深い敬意を抱いているかが表れていると思った。 もちろんイーストウッド作品なので、人間ドラマも描かれてはいるが、フランキーの家庭の壊れ方なんかはわりとステレオタイプな感じがして、ちと残念。 この作品もまた、一流エンタテイメントへの敬意を持ちつつも、気楽に楽しめばそれでよいのかな、と思った。 【ぽん太】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-10-09 20:49:01) |
2.「ボーイズ・タウン・ギャング」がオリジナルと思っていた世代です。メッシと岡村を足して2で割って、美空ひばりの声にした感じ? 【マー君】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-10-03 00:04:11) |
1.《ネタバレ》 トランクに無理矢理金庫を押し込んで前輪の浮き上がった車が夜の街を 迷走する。 金の重みに後輪をとられてうまく舵をとれない車は、その後のドラマの暗示でも あろうか。それでも必死にハンドルを駆るジョン・ロイド・ヤングは 上方の光に向かう姿勢で前へと進んでいく。 それはそのままラストの街路で光を見上げる彼らの擬似ストップモーションと 釣り合う形ともなる。 60年代へのオマージュか、厳格なロケーション主義かと思われた監督がさらりと スクリーンプロセスを使う趣向があったり、長身のエリック・バーゲンが カウンター席で斜め後方を振り返るといった特権的な仕草を見せたりと あちらこちらがさりげなく面白い。 「SHERRY」をはじめとする楽曲とそれに合わせた4人の振り付けにももちろん心踊るが、 やはり既成曲の力に寄りかかりすぎの気がしないでもない。 クライマックスも少々くどくはないだろうか。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2014-10-02 23:04:09) |