12.《ネタバレ》 32歳、自堕落な生活を送り、負け犬の人生。 そんな中、ふとした事からボクシングを始める。 試合では負けた。 だけど、練習を必死にやり、試合もやりきった。 試合の後、勝ちたいよ!って、泣きじゃくる。 必死に何かにうちこんだからこそ、勝ちたい!って気持ちがわき起こったんだろね。 それまでのやる気の無かった人生では決して味わうことのなかったであろう、その気持ち。 結果が全てではなくて、生きてる実感のわく、その気持ちが大事。 安藤サクラの、女優としてのプロ根性に拍手。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-07-24 00:59:58) |
11.《ネタバレ》 32歳にもなって弁当屋の実家で親のすねかじり、自堕落な生活。そんなダメダメなアタシ、百円ショップで深夜バイトしながら始めたボクシング。ストイックにトレーニング、唸る拳。意外とサマになってきたアタシ。クライマックスは待望のプロデビュー戦、だけど初っ端から棒立ちのサンドバック状態。ボコられながらも得意の左が炸裂。一発逆転かと思いきや、カウンターを喰らいノックアウト。白目むいてオンナの面とは思えねえ。安藤サクラ怪演やな。残念ながらおのろけシーンはあんまり有難くねえぞ。「ぽえ~ん」としたオンガク。ダメ女の青春、良作。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 7点(2021-05-01 02:03:36) |
10.これは意外と拾い物の映画です。 冒頭、主人公の生き方観てると、コレ大丈夫か、と嫌悪感を抱くが ボクサーと出会うあたりから趣が急に変わる 中盤から終盤に至るまでは、思わず主人公を応援している自分があった。 安藤サクラは熱演、元ボクサー役男優も、あんな事件が無ければいい役者なのに、残念ですね。 【とれびやん】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-03-04 18:54:34) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 これを見てダメ人間が少しでも減るとよいですね。豆腐屋の屋台が盗まれたり、弁当のゴミのポイ捨てなど、さりげなくダメ人間行動を描いている部分もあった。 【アキラ】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2019-03-04 15:59:37) |
8.一子が周囲の人たちとかかわっていく中で、少しずつ変わっていく(もしくは抱えているのもが表出されていく)過程は、その演技力も合わさって引き込まれる。ボクシングのシーンも相当追い込んだであろうことがビンビン伝わる。ただ、主人公二人が共感できるタイプではなかった。 【noji】さん [インターネット(邦画)] 7点(2018-09-13 23:45:53) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 安藤サクラの存在感が鑑賞後も忘れられない。それぐらいの演技力。 ボソッと話すあのキャラからの、縄跳び・入場シーンは高低差がありすぎてまさに別人。 泥臭く、生々しい作品。クリープハイプ最高。 【バッジョ】さん [DVD(邦画)] 7点(2018-06-08 00:33:51) |
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6.とにかくだらだらとした生活感をリアルに描いている。あるあると思わず手を叩いてしまいそうな作品である。家出後のコンビニ時代は面白い。コンビニのおっさんバイトは本当にクソみたいな奴だが、自分の学生時代のコンビニバイトにも似た様な人が居たので、うけてしまいました。ボクシングを始めてからは、景色が随分変わっていき、ラストは爽やかな心地よい気持ちになれた。良作。 【SUPISUTA】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-06-17 22:42:17) |
5.最初はコメディなのか真面目なのかすらわからなくて戸惑ったけど、最終的には感動しましたよ。 特に一子の成長が感じられて良かったです。 一子を演じた安藤サクラは可愛いタイプの女優さんではないと思うけど、仕草とか性格が可愛く感じられて好感が持てた。 逆に小出早織は可愛い女優さんだったはずなのになんだかやさぐれてしまって、どうしちゃったの?って感じだったけどね。 ラブストーリー的な結末も悪くなかったけど、姉妹愛や家族愛の方向性で纏めてくれた方が泣けたかも知れないね。 新井浩文はどう考えても駄目男で、そんな簡単によりを戻していいのか、複雑な心境。 まあ、そういう駄目なところに魅かれるということなのかも知れないけど。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-12-21 15:31:22) (良:1票) |
4.自堕落な生活で喜怒哀楽のうち怒と哀(無感動に近いけど)のみで生活している32歳の女性が家を出て生活を始め、100円コンビニで働くようになったのをきっかけにささやかな恋の喜びとボクシングに夢中になる楽しみを知るようになり、最後必死に練習して出た初試合で完敗して「悔しさ」を知るというエピソード。皆さん指摘しておられるように主演の安藤サクラの名演が光りますが、喜怒哀楽を知って最後に「悔しい・ビエーン」と女子っぽく泣くシーンは一子の後ろ姿と彼氏のツーショットだけで主人公の表情を一切出さないまま終わります。観客は一子の前半無表情の死んだ目と試合に挑む生き生きとした野獣のような目の印象、負けて真っ白になった目の印象だけで多分最後に普通の女子になった目を見せない(観客に想像させる)というのは憎い演出だと思いました。この後彼氏とどうなるか、またボクシングをやるのか、は問題ではなくて、きっと今後は「怒と哀だけの生活」ではなくなると思わせることで観客に清涼感を持たせる清々しさを感じさせる良い日本映画だと思いました。前半は少し冗長だったかも知れないのでこの点で。 【rakitarou】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-09-23 17:49:42) (良:2票) |
3.グッと来た。 ベタなストーリー、ショボイ演出ながら、とても良い出来。 役者の力量が作品をおおいに底上げした。 言うまでも無く安藤サクラは素晴らしいの一言に尽きるが、新井君や根岸さんは元々上手いとして 有名でない役者さんのダメな人たちの演技が秀逸、「マジっスか」連呼爆笑。 ダメじゃない人ではジムの会長とコーチの若者が泣かせる。 茶髪の部分(ダメな自分の象徴?)を切り取って、黒髪で望む大一番、ボコボコにされながらも力が入る。 決するパンチのシーンは演出が下手だったが、 試合後「勝ちたかった」と繰り返す一子には、もう贅肉も茶髪も無く前へ歩き出せた。 シンプルで良い映画、1点を掘り下げて役者が好演すると日本映画は面白い。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-03-11 10:23:46) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 かきむしる背中から見えるぜい肉。自堕落な引きこもり生活。醜い姉妹喧嘩。転んで透ける下着。働きだしてからも職場の百円ショップに集まってくるのはどうしようもない人間ばかり。同僚からはレイプされ惹かれたボクサーには逃げられる。前半に溜めるだけ溜めた膿や鬱憤を晴らすかのようにふと始めたボクシングに力が入っていく。何をするにも鈍重だった彼女の動きが変わる。目には生気が宿りシャドーの切れも増していく。その変遷を演じる安藤サクラが素晴らしい。強烈な印象を残す女優だ。俳優たちが段々小粒になっていく印象の昨今なかなか得がたい存在だと思う。 展開はわかりやすいが人物の距離感はシビア。登場人物は極端な人間が多いのにふとリアルに感じる匙加減が良い感じ。百円ショップの廃棄を飄々とかっさらっていく根岸季衣には爆笑させてもらった。あの顛末には店員じゃなくとも「マジっすか!」と言いたくなる。 「勝ちたかった。一度くらい、勝ってみたかった…」言葉を搾り出す一子。人生において勝利とは人それぞれだろうが試合に負けた彼女のこれからはきっとそんなに暗くないだろう。観客にそう思わせた彼女はもう負け犬ではない。 【⑨】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-12-28 20:14:09) |
1.《ネタバレ》 まったく共感できるところはなかったけど とても力強い映画。 |