1.《ネタバレ》 佳作。Netflixで鑑賞。タレント声優(志田未来)は気にならないわけではなかったが大きな問題ではなかった。岡田麿里脚本ということで、ちょっと覚悟をしていたが、意外なくらい直球のストーリーでジブリっぽい作品を目指したのかと思うくらいだった。(英語タイトルの「A Whisker Away」は「Spirited Away」(千と千尋の神隠し)を意識したわけじゃないんだよね?) もちろん、昨今の“ジブリ”を期待するようなものではないけれど、ファンタジーパートではとくに印象深い絵作りがなされていると感じた。新型コロナで、いったんは諦められた劇場公開が行われているのも評判がよいためだろう。
【ネタバレ注意】
序盤から迷惑女子だし、ちょっとヤバい人という感じの描写だし、そもそも好きな人のそばにいたくて猫になるという設定自体は「逃げている感じ」がするので、あまり好みではなかった。ただ、怠け者がラッキーで力を得る、というほど酷いわけでもないし、ちゃんとストーリーが作り込まれていることで、感情移入しにくくはならなかった。