1.《ネタバレ》 最近初めて観ました。ストーリーがまったくわからず、残酷描写が支離滅裂と聞いておりましたが、いやいや、これ意外と普通に楽しめました。てゆーか、フルチ映画で初めてそこそこおもしろいと思ったかも。ストーリーはなんとなくわかりました。勝手に自分の解釈ですけど。つまり悪の神父がいまして、こいつが世界を破滅させるために地獄の門を開こうとしたのです。そのための最後のステップが自らの死。しかし、遠く離れたニューヨークで、これを察知した霊能者がいました。世界を救うために、途中参加した記者と、神父のパワーで一度死んだけどその霊能者の能力で蘇った女性が、神父のいるダンウィッチの町を探します。一方、死ぬことにより悪魔になった神父は、瞳で人を殺す能力と、死者を蘇らせる能力で、世界破滅の第一歩として次々人を殺していきます。蘇った死者は悪魔的な能力で怪力になり、またワープもできます。ラストはきっとあの女性がゲロゲロなったんでしょう。だって神父の目を観てしまったから。あとの意味不明シーンやなぜ一挙に町を破滅しないのかなどは、悪魔の理屈があって、それにしたっがっているのであります。悪魔の理屈は通常の人には到底わかりません。しかし、この映画の監督フルチはそれを知っています。だってこの映画を作っている、言わば神様だから。だから、それを映像にして見せてくれるのです。だから普通に観ても理屈がわかんなくなってしまうのです。とまあ、こんな気分で観ておりましたら、結構いけましたよ。雰囲気もかなりオカルティックで(フルチ流)悪魔的だな~って思えたし、最後のお墓の中の戦いも、オカルティックな舞台だな~って思えました。最初に霊能者が墓の中で蘇るシーンは、ポーの「早すぎた埋葬」の影響でも受けたんですかね~。いや、それにしても、一番どぎついドリルシーンが本筋とまったく関係なく思えてしまうのが、さらに悪魔的だな~