靴みがきのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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靴みがき

[クツミガキ]
Shoeshine
(Sciusucia)
1946年上映時間:95分
平均点:6.89 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画
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タイトル情報更新(2024-07-27)【にじばぶ】さん
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監督ヴィットリオ・デ・シーカ
キャストフランコ・インテルレンギ(男優)パスクアーレ
リナルド・スモルドーニ(男優)ジュゼッペ
原作チェザーレ・ザヴァッティーニ
脚本チェザーレ・ザヴァッティーニ
ヴィットリオ・デ・シーカ
セルジオ・アミディ
音楽アレッサンドロ・チコニーニ
撮影アンキーゼ・ブリッツィ
配給東宝
イタリフィルム
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3.《ネタバレ》 貧者の犯罪、「社会が悪いんだ」という告発が目新しかった戦後という時代。次作の『自転車泥棒』に比べるとまだ切迫さはないが、こちらは友情が大人の思いによって引き離されていく痛々しさがある。よく作られている。ベルトでぶたれていると思い込まされて、友情のために白状してしまうことが、逆に裏切りとされ、密告される。そのときの本当のベルトの痛みを、ラストで与えようとして殺してしまう、というシーソー。最初は何の契約書も交わさずに合同出資するほどの信頼だったのが、裏返されていくにつれ、より強くなる面とより憎む面とに増幅していってしまう。脇が充実しており、ワルの奴、間を取り持とうとする奴、肺病持ちでフィルムの海に感動したあと踏み殺されてしまう奴、などいい。家族愛とそれが他者に対して残酷になるところもしっかり描かれる(長男をかばうためにはみなしごを主犯にしなければならぬ)。馬は何かの象徴と決め付けないほうがいいのかもしれない。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2012-10-29 09:58:38)
2.《ネタバレ》 未来ある真っ直ぐな子どもたちの物語なのに容赦無しにリアリズムに徹し、当時イタリア社会を襲った困窮の惨状を鮮烈に描いています。う~ん、あまりに悲劇的で観ていて辛くなりました。当然子ども社会だけではなく大人との決裂まで描かれているわけでして八方塞がりですよ。それに加えて馬が自由や希望の象徴のように思えるのに、それに手を伸ばしたがために絶望を味わわせるあたりが何とも残酷です。ホントもう最後のシーンは冷酷で遣る瀬無いですよ。本作や同じデ・シーカ監督の「自転車泥棒」や「ウンベルトD」を観ると、こんな状況には二度と陥ってはならないのだという痛烈なメッセージを感じます。個人的にはこれが一番辛いのですけどね。
ミスター・グレイさん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-07-15 23:36:58)
1.《ネタバレ》 「自転車泥棒」のレビューは山ほどあるのに、こっちは一つもないというのがちょっと虚しいので観てみました。こんなことを言うと人間性を疑われそうですが、個人的には「自転車泥棒」並の不幸を期待していたので実際にはそれほどでもなくてちょっとガッカリしてまいました。確かに悲惨であることに変わりはないけれど。「自転車泥棒」では単純に自転車を盗まれるということから主人公にも感情移入ができたけど、こちらはそもそも自分が靴みがきの世代ではないので親近感も湧かず…、平和ボケというやつですね。最後も無理矢理くっ付けた感じのオチでしっくり来ないし、イタリアン・ネオリアリズムがどうこうと言う以前に普通に少年二人の物語として観た方が面白かったです。全ての原因の発端がたった一頭の馬というところも象徴的。
かんたーたさん 7点(2005-02-03 12:39:13)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 6.89点
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200.00%
300.00%
400.00%
5222.22%
6222.22%
7333.33%
800.00%
9111.11%
10111.11%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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【アカデミー賞 情報】

1947年 20回
脚本賞チェザーレ・ザヴァッティーニ候補(ノミネート) 
脚本賞セルジオ・アミディ候補(ノミネート) 
外国語映画賞 受賞特別賞として受賞

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