36.《ネタバレ》 ラストに政敵や裏切者が一気に粛清されるというカタルシスは、まんま「ゴッドファーザー」。 イギリスにはマフィアが居ない(移民があまり居らず、底辺労働者まで白人の自国民の為)というのは有名な話ですが、世界レベルで見ればイギリス自体が侵略と強盗を繰り返すマフィアみたいなもんですかね。生産能力と芸術センスが恐ろしく高いマフィアですが。 「ゴッドファーザー」だとソニーでなくマイケルが何故首領として相応しかったのか…がある程度の説得力を持って語られますが、本作の場合、メロドラマ的要素が大きくてエリザベスが他の政敵と何の資質が違うのかがはっきりしない。凛として素敵な女性だとは思いますが。良くも悪くも世界史的な偉業を成し遂げた人物像としては描き方が物足りない感じ。 マフィアだと最初から悪人として描いているわけで何の斟酌も要らないけれど、本作ではやはり主人公を良い役として描きたいわけで、その辺が足枷になってしまったのかと思います。 衣装やセットはゴージャスで「あ、何かの絵画で見たような…」というシーンがちらほら。中世絵画史に造旨のある人であればより楽しめる作りなんでしょうね。 【番茶】さん [DVD(字幕)] 7点(2021-05-20 00:00:39) |
35.エリザベス一世、この方の治世ならもっとたくさんドラマがあるのになあと彼女の前半生のお話で終わったのが個人的には残念。あ、続編があるのですか。楽しみ。肖像画そっくりのケイトが熱演していて、真紅のドレスを堂々と着こなす女王っぷりが冷たい顔立ちに映えます。J・ラッシュが今昔問わず英国王室に絡んでおります・・出た~ 今回悪そうだったなー。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-11 11:38:41) |
34.《ネタバレ》 今まで観たケイト・ブランシェット出演作で一番早い作品だけあり、まだ幼さを感じるほどケイトが若い。続編を先に観てしまっていたので、余計にそう感じてしまうのかもしれない。 が、しかし、既に高い演技力はここそこに表れており、十二分に見応えのある重厚さを醸し出している。 ただ、歴史的背景などある程度の知識が無いと理解が難しい点もあるのは間違いないので、少し勉強すればもっと理解が深まるであろう。己を捨て、英国と結婚すると宣言した女王。誇り高き英国の原点を垣間見た思いでゴザイマス 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-05 07:27:53) |
33.何と言っても主演のケイト・ブランシェットがすばらしい。「ゴールデン・エイジ」を見るためには、まず前作をと思って見たのが正解だった。 エリザベスがさまざまな困難と障害を乗り越えて、女王の道を歩んでいくのがよくわかる。「ゴールデン・エイジ」でも思ったが、ブランシェットなしでは成り立たなかった映画という気がする。 この映画は音楽もまたすばらしい。エルガーやモーツァルトの音楽やもっと古い時代の曲を使って、見事に雰囲気作りをしている。 この映画以降、中世の英国を中心にした欧州の歴史に興味を覚え、これに関連する映画もたくさん見るようになった。それでもまだわからないところがたくさんあり、もっと理解できるようになると私自身のこの映画に対する点数も1~2点アップすると思う。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-27 13:06:40) |
32.《ネタバレ》 内容は普通だったが、中世の世界観と映像美、ケイトの演技が素晴らしかった。 特にラストシーンは圧巻でした。 SW3のダースベイダー誕生(サイボーグ化)の場面くらいの存在感があった。 この映画が絶対君主エリザベス女王になるまでを描き、続編はその後を描いてる点でも似ている。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-07 21:29:12) |
31.映像も美しいし、芝居も丁寧だし、観て得をした気になりました。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-08 14:21:40) |
30.これがケイト・ブランシェットとの出会いだったが、なんてヘンな顔なんだろうと思った。えー、これがエリザベスなのー、場末のレストランの不機嫌なウエイトレスって顔じゃん、と思った。姉女王はそのレストランのおかみさん顔で、フランスの大使だったかは、イランのアマチュアレスラーって顔で、でもこのどんどん出てくる非史劇的な顔の連続に、そのうちリアリティを感じてくる。あんがい本物の王室世界なんてこんな感じなんじゃないかって。話はつまり『ゴッドファーザー』、次々と対抗勢力を処分していくあたりの演出は、音楽の使い方に至るまで全くイタダキでやってる。王宮の暗さを、マフィアの暗さみたいなもんだと同一視してるんだな。権力集団の暗さ。俯瞰の視点が多用されるのも、その暗さを強める。火あぶりを俯瞰で撮った映画なんて、あんまりないんじゃないか。あ、今ではケイト・ブランシェットもケイト・ブランシェットの顔も大好きです。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-11-01 12:10:25) |
29.頼りない女王をC・ブランシェットが繊細な演技で見せてくれます。歴史劇に現代風な演出が入っていたりして、少し妙なところもありますが、作品としての緊張感は一級品でありました。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-11-25 00:23:51) |
28.こりゃ、素晴らしいわ・・・透き通るような冷たい冷たい身震いするような美しさ・・・ケイト・ブランシェットがこんなに綺麗だなんて思ったことがなかった・・・こういう美しさに女は一度は憧れます。男を惹き付ける為ではなく、自分自身の為に強くあるがゆえの美しさに。多分その美しさを得た当人としては、決して幸せというわけではないのでしょうが、まだ世の中を知らん小娘にはその「生き方」が堪らなく理想的に見えたりするモンなのです。 ・・・映画のストーリーははっきり言って凡庸、でも史劇だからこんなもんでしょう。おどろおどろしい雰囲気とこれだけの魅力ある主人公、そしてまだ若かりしキャプテン・バルボッサ(ウォルシンガム役のJ・ラッシュ)がいれば十分。 公開年が同じということもあって「恋におちたシェイクスピア」と比べる人が多いようですが、私はこれより少し前の仏映画「王妃マルゴ」をどうも思い出してしまいました。両方アンジュー公が出てたりするし、ね。ドロドロ史劇感はあっちのほうが勝っているけど主人公の魅力でいったらやっぱこっち。恋する絶世の美女より、恋を諦め国家と結婚する烈女(?)のほうがいいなんて、私もまだまだ青いってことなのかな? 【ぞふぃ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-11-06 17:07:44) |
27.中世の暗さとか衣装とかが良かったです。でももう少しスコットランドのメアリ女王との確執が観たかった気もします。 【HOPUKO】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-07-29 23:59:01) |
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26.《ネタバレ》 レビュー200本目のメモリアルムービー。忠臣ウォルシンガムによる非常なる粛清劇。尊い犠牲のまさに黒い血の上に立った女王の姿は冷酷で凛々しくもありました。華やかさを連想させられる中世イギリス王室の実態は非常にドロドロしたものだったんですね。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-08 19:55:52) |
25.《ネタバレ》 ケイトブランシェットの地味めの容貌が吉と出ました。これ、可愛い系でもセクシー系でも超美人系でもダメですよね。これはリアルに見える映画だった。「へー。1世てこんな生活しとったんかー」と覗き見感覚もあり。フランス王(王子?)とのやりとりが良かった。大人のあしらい、しびれますねエリザベス。「男を人生の中心に置かない」というのは、ロシアのカテリーナ2世にも通じますね。そこに至るまでには色々あるわけですが。「私は父の娘です」て、すごく重要なセリフなんですよ。母を切ることでしか、自己肯定できない立場にあったんですから。そして「父の娘」(しかも女癖の悪い父)であることが彼女のアイデンティティのすべて。とにかく「本物に見える」こと、「本物の威厳を感じさせる」こと、がんばったと思います。ラスト荘厳。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-20 17:46:11) |
24.2012.06/07 鑑賞。ヘンリー八世とエリザベス一世の英国歴史は面白い。TVドラマでも映画でも数多い。今回はちょっと甘い感じだった。英国の歴史、風土、が楽しめる 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-01 18:24:46) |
23.んん~。。ケイトがオスカー獲って欲しかった。小星はこの映画好きです。なんか切なくて。 【小星】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-03-01 03:39:33) |
22.歴史背景をもうちょっとわかり易くして欲しかった。ケイト・ブランシェットの能面みたいな顔になっていくなが印象的。 【PAD】さん 7点(2004-06-03 13:30:32) |
21.まさにケイト・ブランシェットを見るための映画。どんどん美しくなっていきます。政治ドラマのほうは普通。ただ、この映画をインド系の監督が撮っているというのが、なんとも不思議な感じがします。 【ころりさん】さん 7点(2004-03-08 17:37:39) |
20.映画館で観たとき、女の子みたいなキャラからの変身に戸惑った。 テレビで観たらセンスがある映像に気付いてのめりこめた。 (映画館) 【zero828】さん 7点(2004-02-24 20:41:55) |
19.《ネタバレ》 重厚な雰囲気と豪華な衣装がすばらしかったです。これだけでも観る価値ありです。退屈しないで観ることができましたが、誰が誰なのか途中でちょっとわからなくなるので、人物相関図がほしいと思ってしまうのが難点です(私だけ?)。ケイト・ブランシェットの演技にみとれてしまいました。白塗りの顔の下に、すべての感情を封印してしまったかのようなラストが心に残ります。 【きょうか】さん 7点(2004-02-20 16:41:55) |
18.《ネタバレ》 始めはただの女の子(今で言うと女子高生)みたい?だったけど、最後の、あの白塗りに変身するとはすごかった・・・。宗教どうしの対立から国が危うくなるなんて、外国はすごいとこですねぇ。恋を取るか国を取るか・・・王家に生まれた少しかわいそうな女性でした。 |
17.エリザベスの表情の移り変わりが印象的でした。しかし宗教というものはなんと厄介なものか、と無宗教の私は思うのでした。 【こうもり男爵】さん 7点(2004-02-10 01:16:16) |