3.《ネタバレ》 非暴力主義の宗教一家が、ある日突然、戦争に巻き込まれる。
その時、妻は?夫は?家族は?というテーマである。
前半部、全体の4分の3くらい、平和な生活が丁寧に描かれる。
その平和の象徴は、なんと頭の良いガチョウである。
この人なつっこいガチョウがキーポイントになる。
で話は、中盤あたりから、きな臭い話が徐々に出てきて、
長男は自分は人殺しかもしれないが、戦争に行かなければと悩む場面が出てくる。
長女の彼氏は、戦争一時帰宅中の兵士である。
お父さんは、「真昼の決闘」のアメリカの良心の保安官、ゲーリークーパーである。
喧嘩もするが、くすりと笑える愛の交流がたっぷり描かれて、いきなり敵がやってくる。
このきつい話を「ローマの休日」のウイリアムワイラーが描く。