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友情ある説得

[ユウジョウアルセットク]
Friendly Persuasion
1956年上映時間:139分
平均点:7.50 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(1957-01-04)
ドラマ戦争ものウエスタン小説の映画化
新規登録(2003-12-14)【--------】さん
タイトル情報更新(2022-04-24)【イニシャルK】さん
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監督ウィリアム・ワイラー
助監督ハル・アシュビー(ノンクレジット)
キャストゲイリー・クーパー(男優)
ドロシー・マクガイア(女優)
アンソニー・パーキンス(男優)
マージョリー・メイン(女優)
ウォルター・キャトレット(男優)
リチャード・アイアー(男優)
ロバート・ミドルトン(男優)
ジョエル・フルーレン(男優)
水城蘭子(日本語吹き替え版【NHK】)
清水マリ(日本語吹き替え版【NHK】)
原作ジェサミン・ウェスト
脚本マイケル・ウィルソン〔脚本・1914年生〕
音楽ディミトリ・ティオムキン
作詞ポール・フランシス・ウェブスター「我、汝を愛す」
作曲ディミトリ・ティオムキン「我、汝を愛す」
撮影エルスワース・フレデリックス
レイ・レナハン(第二班撮影監督〔ノンクレジット〕)
製作ウィリアム・ワイラー
スチュアート・ミラー(製作助手)
配給MGM
衣装ドロシー・ジーキンズ
編集ロバート・スウィンク
録音ゴードン・ソーヤー
その他ディミトリ・ティオムキン(指揮)
ジェサミン・ウェスト(テクニカル・アドバイザー)
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4.《ネタバレ》 非暴力主義の宗教一家が、ある日突然、戦争に巻き込まれる。
その時、妻は?夫は?家族は?というテーマである。

前半部、全体の4分の3くらい、平和な生活が丁寧に描かれる。
その平和の象徴は、なんと頭の良いガチョウである。
この人なつっこいガチョウがキーポイントになる。

で話は、中盤あたりから、きな臭い話が徐々に出てきて、
長男は自分は人殺しかもしれないが、戦争に行かなければと悩む場面が出てくる。
長女の彼氏は、戦争一時帰宅中の兵士である。
お父さんは、「真昼の決闘」のアメリカの良心の保安官、ゲーリークーパーである。

喧嘩もするが、くすりと笑える愛の交流がたっぷり描かれて、いきなり敵がやってくる。
このきつい話を「ローマの休日」のウイリアムワイラーが描く。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2022-12-03 19:45:55)
3.《ネタバレ》 南北戦争を舞台にした大作。ワイラーの西部劇はこれが一番好きだ。
「西部の男」はゲイリー・クーパーとウォルター・ブレナンの演技以外見所が無いと言っても良いパッとしない作品だったし、
「大いなる西部」は「丘の一本松」の二番煎じだし何より主人公の正義面が鼻に付いた。
大根ペックに絵に描いたような善人なんかやらせるな。ペックは「アラバマ物語」や「無頼の群」みたいに少しひねた男や熱血漢の方がずっと魅力的だしカッコイイ。

「友情ある説得」は、そういった説教臭さや博愛主義的な正義面が無いのが良い。
レッド・パージ(赤狩り)への批判は元より、“本当の勇気とは何か”を考えさせてくれる。

暴力を否定するクェーカー家教の一家は、暴力のぶつかり合いで全てを片そうとする南北戦争について疑問を持つ。
本作のクーパーは、一家の長として温厚で落ち着きのある父親だ。妻の言いなりかと思いきや、負けず嫌いだったりいざという時には頼りになる男でもある。
アンソニー・パーキンスの青臭い正義感を抱いた優しくおっとりした様子は、若きクーパーの風格(「オペラ・ハット」等)を感じさせる。

ストーリーは基本ユーモアがあるが、抱える問題はフランク・キャプラのように「笑いの中の重さ」を持っている。
「或る夜の出来事」がコメディのフリをした恋愛映画だったように、この作品は心暖まるほのぼのとした情景の裏に、戦争という理不尽な暴力と辛い現実を映し出した映画でもある。
パーキンスが兵士として人を殺めてしまった場面は、彼の主義と現実との心の葛藤が伝わってくる。

一番暴力を否定していたあの母親ですら、家族を守るために南軍兵をほうきで殴ったりしていた。

戦争とは、何かを奪うために始まるのだろうか。
それとも、何かを守ろうとしていつの間にか大切な何かを奪ってしまうものではないのだろうか。

祈るだけで現実から逃避する宗教とは違い、クェーカー教は行動によって集団に訴えかける考えがあるそうだ。

あの母親も、パーキンスも、クーパーも「誰かを守るため」に自ら行動を起して行く・・・。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-05-02 19:21:04)
2.こうゆう良心作を撮れるのもアメリカ、戦争に介入してくるのもアメリカ、不思議な国?汝の名はアメリカなり!懐かしいあのTV映画「ララミー牧場」のジョン・スミスが少しながら顔を出してました。
白い男さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-02-08 09:32:44)
1.非常に丁寧に作られた作品だった記憶があります。クーパーはひたすら父親らしく、トニパキはひたすら若さゆえの熱血息子らしかった。また、映像はほとんど覚えていませんが、銃の引き金をひくかひかないかの葛藤の緊迫感だけは強烈な印象として残っています。アメリカの非常によいところが描かれていた映画ではなかったでしょうか。
おばちゃんさん 7点(2003-12-25 16:53:20)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.50点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7375.00%
800.00%
9125.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review2人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人
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【アカデミー賞 情報】

1956年 29回
作品賞 候補(ノミネート) 
助演男優賞アンソニー・パーキンス候補(ノミネート) 
監督賞ウィリアム・ワイラー候補(ノミネート) 
オリジナル主題歌ディミトリ・ティオムキン候補(ノミネート)「我、汝を愛す」
オリジナル主題歌ポール・フランシス・ウェブスター候補(ノミネート)「我、汝を愛す」
脚色賞マイケル・ウィルソン〔脚本・1914年生〕候補(ノミネート)“赤狩り”により受賞資格なしと宣告
録音賞ゴードン・ソーヤー候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1956年 14回
主演男優賞(ドラマ部門)ゲイリー・クーパー候補(ノミネート) 
助演女優賞マージョリー・メイン候補(ノミネート) 

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