11.《ネタバレ》 失明すると暗黒の世界ではなく、乳白色の霧の中のような世界に包まれるのですね・・・・・。何というか、残酷な運命を受け入れざるを得ない恐怖と無念さを大沢たかおが見事に表現しています。そして、恋人役の石田ゆり子がこれまた素晴らしいです。 地味ではありますが、心が温かくなるような良作でした。 【TM】さん [地上波(邦画)] 7点(2008-06-28 23:26:24) |
10.石田ゆり子さんは大好きな女優さんなんですが、この映画での演技は、全体の雰囲気を重くしすぎている感じがしました。予想外によかったのが、さだまさしさんが歌う主題歌。ラストシーンからエンドロールにかけてはとてもいいです。 【たけよし】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-14 01:37:05) |
9.夢の場面が少々余計ですが、暗いテーマを扱っているわりに全体的に温かい雰囲気が流れていてよい映画だと思います。 【トナカイ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-06-18 21:44:38) |
8.余分な脚色をせず、原作に忠実に丁寧に映像化していると思います。そういう意味で好印象の持てる作品です。同時に、邦画ならではの時間の流れ、画面の美しさ。安心して観ることの出来る良作と思います。主演の二人もいいですね。ベストとは言わないまでも、原作のイメージを傷つけていません。ただ、原作の出来が良過ぎる故に、そのあらすじを辿っただけ、つまりは原作に依存し過ぎているという印象が残ります。敢えて思い切った独自の表現を採用できなかったのでしょうか?チャレンジして欲しかったという気持ちが残ります。余談ですが、この作品のみならず、さだ作品は着眼点が素晴らしい。彼の歌と同様の繊細さが光ります。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2005-06-28 00:43:25) (良:1票) |
7.静かな作品ですが、切なく心に響くものがありました。石田ゆり子の笑顔が良い。 【クロ】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-05-07 01:23:03) |
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6.同じ原作を題材にした「愛し人よ」というテレビドラマがあった。その第6話は長崎を中心に話が進み、映画に近い雰囲気だったとある関係者が言ったらしい。私はその第6話が大好きであった。果たして、この「解夏」も同じように、長崎の情緒溢れる風景を織り交ぜながら、主人公とヒロインの葛藤がうまく描かれ、心の深いところでの感動を与えてくれた。TVドラマにはない「解夏」と主人公の運命を重ね合わせるあたりは、この映画ならではの魅力。下で【TANTO】さんが指摘されるような疑問点や長崎の方言の不自然さも感じないわけではなかったが、プラスの評価をしたいと思う。 【mhiro】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-05-03 12:53:44) |
5.《ネタバレ》 う~ん 期待通りだったかな..泣きはしなかったが、主人公自身の成り行き、運命を解夏になぞらえて話すシーンは感動した... 【コナンが一番】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2004-09-13 12:24:14) |
4.1年を通して、じわじわと時が流れていく様に感じました・・・。私には生まれもっての病気があり、薬が無いと普通の暮らしは出来ない。数年前、医療技術が発達し、「今の激薬より楽な薬へと変えられるかもしれないが、可能性は50%しかない」という手術を受けた。手術の前日、母親が「今までの人生を不幸と思わないでね」とぽつり言った。私は「不幸だと思った事は一度も無い」と答えた。そうなんだ、生まれ持った病気は、本人には「当たり前」の事なのだ。ただ、普通の人と同じ事が出来ずに悩むくらいだ。今作に登場する主人公は「視力を失う」という「失う」病気にかかってしまう。何下に「当たり前」だったものが「そうじゃなくなる」というのは、生まれもっての病気より辛いんだと思う。失う事への恐怖と切なさの先にある「新しい世界」。失う前より行動範囲は狭まるかもしれないが、さらに狭めるか、現実を受け入れ「新しい世界」を生きるかは本人次第。誰だって、不幸にはなりたくないでしょ?。関係ないけど、終始、こんな素敵な彼女がいたらなぁ~って見てしまった・・・。 【sirou92】さん 7点(2004-08-19 21:14:12) (良:2票) |
3.静かな静かな映画。舞台の景色を織り交ぜながら、静かに進む手法は、同監督の『船を降りたら彼女の島』に似ています。そして、ストーリーが中途半端なところも・・。大事な「解夏」の意味が結局のところよく分からなかったし、いくつかの大事なエピソードを放り投げている気がする。「6月頃に花が咲く景色を、もう見れない(その頃には失明してるから)」あの場所をうまく使って欲しかったなぁ・・ あと、2人にあまり感情移入できなかったのは、病気になる前の2人が余り描かれていないからかも。 陽子が「教育心理学の研究」でモンゴルに留学!?って設定や、何が似合ってるのか分からないモンゴルのTシャツもなぁ・・。 「ラストのワンカット」は綺麗で好きですが、「美術館(資料館?)の前の階段で抱きしめるシーン」で終わっても良かったかも。 大沢たかおと石田ゆりこが熱演。特に大沢たかおの表情はうまかった。お母さん役の富司純子の表情も素敵でした。 【ムレネコ】さん 7点(2004-02-21 14:06:30) |
2.なかなかの佳作ですが、ストーリーの展開がゆったりで、ことに山場のようなものがないため、どうしても不満な点が目に付いてしまいます。ゆっくりした作品ほど、緊張感を隠し味にしつつ深く練りこまれていなければなりません。たとえば、主人公が初めて病気を自覚するシーンがなんかホラー映画のよう。視力が徐々に失われていく過程はCGを使った擬似映像ではなく(あるいは使用するとしても最小限度に抑えて)、俳優の演技だけで表現すればよかったと思います。また、おそらく高校卒まで長崎で育ったであろう主人公の長崎弁がいまいち。大沢さんはなかなかの演技力の持ち主なので、言葉のほうを磨いていけばますます良くなると思います。さて、主人公の実家の窓から見える風景があまりに「名所」っぽくてリアリティがない、とはじめは思ったのですが、しかし顧みて、磯村監督の眼差しはいつも回想感覚あるいは郷愁に満ちていることにいまになって気づきました。だから実際以上に美しくてもよいでしょう。個人的に磯村監督のノスタルジックな描写が大好きです。ただ、この作品はかの傑作『がんばっていきまっしょい』の水準には到底達していません。次作を期待しています。 【バッテリ】さん 7点(2004-01-30 23:05:00) |
1.さっそく試写で拝見してきました。前評判どおりのいい作品に仕上がってます。ラストが物足りない気もしますが、映画の後に原作を読めば さだまさしの伝えたかったメッセージがひしひしと理解できます。脇役も贅沢すぎるくらいの配役です。 【のん、大好き】さん 7点(2004-01-13 19:30:50) |