10.《ネタバレ》 正直とても好きな映画の1つになった。花とアリスと聴いて思い浮かべるもの。
2人の女子高生・冬の空灰色でどんより曇っててヒンやりしてて・蕾の桜の枝。
妬けちゃうくらい本当に仲の良い2人の女子高生(親友)・気の弱い大人しい
青年・花の自宅前(花が一杯)で、「うわっ似合わねぇ」ってお互いポーズ取りながら
挨拶を交わすシーン・花のついたチッチャな嘘・離れて暮らす父親と別れ際に交わす
「ねえ、お父さん、ウオーアイニー」・アリスと宮本君の初デートの時のアリスの表情
(付き合っていた頃、何て呼んでいたのか尋ねられて姓名判断で急場をしのいでたね)・
海岸でハートのエースを見つけた方が勝ちってシーン(好きな人を渡したくないって
気持ちがぶつかった、ライバルが親友だからこそギコちなくて甘酸っぱい)・風邪で寝込んだ
大好きな先輩を家に引き込んで、思わず花が寝息を立てかけた先輩にオドオドしながら震えながら
キスしようとしたシーン・かつて海の風にさらわれてもう見つかるはずのない
思い出のハートのエースを数年の時を経て宮本君が手にしたというシーン(あり得ないことだけど
猟奇的な彼女のラストシーンと感じの似たどんでん返しにクラッときた)・
落語の舞台裏で、花が先輩に泣くのをこらえながら思いを打ち明けたシーン素晴らしかった、
迫真の演技、ここは鈴木杏を評価する物凄く。見てるこっちまで涙出てきた
「先輩がアリスのこと好きだと思ったのならそれは本当の恋です」・ラストアリスがオーディション
で息を呑むようなバレエを踊るシーン すべてが大好きだ。俺の好む要素を数多く満たしている
映画だと思う。透明で純粋な友情があって恋があって嘘があって裏切りがあって、思春期ならでわ
と呼べる未知数の可能性を感じさせるシーンがあって。素敵だ。蒼井優という少女に出会えたことも
嬉しい。美少女ってわけではないかもしれないけどこの映画で見せた表情はとても気になる。
数多くの有名人がちょい役で出てたのは、意外とそんなに目障りになることなくむしろ
ほど良い感じのアクセントになってて良かったんじゃないかなって思った。特に大沢たかおが
俺的に好印象