1.これぞ王道って言えるぐらい青春映画の要素を盛り込んだ本作。舞台はサマーキャンプ。ここに集まった若者たちは何かしら悩みを抱えている。十代の悩みと言えば恋愛なわけだが、他にも同姓愛だったり、親子の問題だったり、様々だ。話は彼らに与えられた「2週間ごとに違う劇を行う。」という課題の劇を中心に進む。男同士の友情、男女間の愛情、そして落ちぶれた大人と、希望を抱く若者という対比はシンプルだけどストレート。更に、各所に散りばめられた楽曲は魅力的。この作品を観ていて修学旅行の就寝前の夜を思い出した。真っ暗な部屋で「お前アイツが好きだろ!」とか延々と喋り続けてる俺ら。うまく言い表せないけど、楽しかった。でも、少しニガい思い出でもあるんだなぁ。そんな甘酸っぱい青春映画、なかなかオススメです。